東名高速で先行車のタイアが脱落、後続車直撃

02 10月 2016

岐阜県の中央自動車道で2016年9月27日夜、走行中のトラックの後輪タイアが突然外れて後続のトラックの運転席天井を直撃し、運転していた男性トラック運転手(46歳)が頭を強打し意識不明の重体となっています。

警察によると左側のダブルタイヤが2本とも外れたとのことです。このトラックの男性運転者(38歳)は、走行中ガタガタと音がしてパンクしたと思ったとのことです。このトラックは約4km走行後停止しました。

国土交通省によると、大型トラックとバスでホイールボルトが折れ、タイヤが外れる脱落事故が2012年度から増加しているそうです。2014年度には全国で45件発生し、4人が負傷しました。国交省は、車両点検の確実な実施を運送業界に注意喚起していたところでした。

わたしが米国カリフォルニア州に住んでいた時(1982年ころ)ですが、同じような経験があります。わたしが乗っていたのは乗用車でした。州間道路(インターステート ハイウェイ)5号線をダウンタウン方向へ北に向かって走り、ロングビーチ付近を50マイル(約80km/h)くらいで走っていた時のことです。この道路は片側3車線あり、真ん中の中央分離帯がコンクリートのブロックをつなげて作ってあります。そのとき、わたしの30mくらい前方を中型トラック(添付画像のようなトラック)が走行しており、荷台のあおりと言われる部分の上方にさらにもう一段のあおりをつないで、乗用車のホイールがついていない古タイアをそれこそ山積みにしておりました。危ないなーと思ったので、このトラックから離れようとした瞬間、このタイアが何十本もトラックの荷台から落ちてきて、どこにも逃げる余裕もなくわたしの運転する車に3本衝突しました。衝突したのはいずれも最前部ラジエーター部分でした。幸いホイールが入っていないタイアでしたので、クルマに損害もなく、ただ弾んで後ろに転がっていきました。ラッキーだったと思います。こちらの事故の場合は夜間『危ないなー』と思う間もなく突然ですから、運転者は、外れたタイアの存在を認識できなかったと思います。だから何が衝突したのかもわからなかったでしょう。

このような事故は、ただただ不運だったとしか思えませんが、現実に起こってしまいました。事故はひとの予測できない状況で発生します。いったいどうすればよいのでしょうか?

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左側ダブルタイア部分 出典:岐阜新聞

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タイアが運転席天井部分を直撃、運転手は意識不明の重体 出典:NHK

dscf3643           古タイアを満載したトラック 出典:Wikipedia

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