(東名バス事故3)東名バス事故再々追報!専門家の見解

11 6月 2017

産経新聞WEB版の記事2017.6.10 23:36から

専門家の見解

高速道路で乗用車が中央分離帯を飛び越えて反対車線を走行してきた観光バスに突っ込んだ事故。ドライブレコーダーの記録などを見た専門家らも、前代未聞の映像に驚くとともに、乗用車がスピードを出し過ぎたことが事故の原因ではないかとの見解を示した。

交通政策などに詳しい関西大の安部誠治・社会安全学部長は「中央分離帯の形にもよるが、通常は運転を誤っても(制限速度の場合である)80キロ程度であれば中央分離帯にぶつかれば、走っていた車線で止まるはず。ただし、よほどスピードが出ていれば、その勢いで乗り越えることもあり得る」と指摘。高速道路は一般道と比べ日常的に点検が行われていることから、「道路の構造が古くなっていることは考えにくい」と推察する。(産経新聞記事より抜粋 下線は大野)

事故概要

この事故は東名下り線を走行していた乗用車(マツダデミオ)が何らかの理由で左側(路肩側)のガードレールに接触し、弾き飛ばされて中央分離帯の盛り土部分がジャンプ台のように作用して中央分離帯中央付近のガードレールを飛び越えて反対側上り線に飛び込んで通りかかったバスに衝突したものと考えられます。

わたしの見解

❶上記産経新聞記事中の関西大安倍誠治先生は、科学者らしからぬことを話しています。というのは:

通常は運転を誤っても(制限速度の場合である)80キロ程度であれば中央分離帯にぶつかれば、走っていた車線で止まるはず。

これは『実験』で確かめたうえで話しておられるのでしょうか?しかもわざわざ80キロ程度であれば止まる筈と。本当ですか?しかも現場はあたかもジャンプ台のような盛り土がありました。

 ←この部分。

画像出典:Wikipedia

❷また同記事で:

高速道路は一般道と比べ日常的に点検が行われていることから、「道路の構造が古くなっていることは考えにくい」と推察する。

『道路の構造』が古いか新しいかは本事故に関係しないと思います。問題は盛り土の構造と思います。これは単に高速道路の構造が事故に関与しているとした場合、問題が大きくなるのでそのことを『忖度』したこの先生のお言葉ではないかと思います。反対車線に飛び込んだのは明らかにこのジャンプ台のような盛り土が原因です。高速道路の構造としては『問題』だと考えられます。

❸だからこそ交通事故の公的な事故調査組織の設立が早急に求められます。警察は交通事故の責任の度合いを調査しているだけであり、簡単に言えば『犯罪捜査』です。

マツダデミオに乗っていた男性医師(62歳)の方のご冥福をお祈りいたします。また、この方がスピードを出し過ぎていたからと『加害者扱い』のようなマスコミの空気があります。しかし、この事故の原因は、ジャンプ台のような盛り土にあります。

運転者の医師ご家族へ

※わたしはこの医師の方のご遺族が道路公団を訴えることが必要ではないかと思っています。

画像出典:Wikipedia

 

動画出典:youtube

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