ブレーキペダルは何故右足で踏むのでしょう?

26 8月 2020

先ず、自動車教習所ではブレーキとアクセルは「右足」でと教えられます。 アクセルやブレーキを操作するためには「踏み換え」をしないといけないわけです。

しかしですよ、加速するアクセルも減速するブレーキも同じ足で踏むことは、混乱の原因となります。

全く正反対の機能を持つ操作を人間が同じ足で行うことには大きな無理があります。簡単に間違いの原因となります。年間約7,000件にもなる踏み間違い事故は、この踏み換えを原因として発生しています。

踏み間違いには色々な原因があると思われます。

➀踏み間違い事故防止の仲間である杉田健一さんが提唱しておられる運転姿勢から来るもの

画像出典:ITRDA(交通事故総合分析センター)、ベストカー

➁咄嗟のとき慌てて踏み間違えるケース

➂何気なく踏み換えを忘れるかあるいは

踏み換えたものと錯覚するケース

わたしはこれが一番多いと思っています。

卑近な例ですが:

画像出典:大野一郎

この画像の左がポンプ式のハンドソープ、右がやはりポンプ式のイソジンガーグル(嗽薬です)。外から帰ってきて必ず実施するのは手洗いと嗽です。これ、コップを持ってするのは嗽ですよね。

アララこりゃ不思議、コップにハンドソープを入れてしまいました!

バカだと思われるでしょうが、これってよくやるミスです。

つまり、このことをアクセルペダルとブレーキペダルに置き換えてみてください。

つまり、人間とはこうした間違いを「なんとなく」やってしまう動物なんです。

ただ、ハンドソープとイソジンガーグルを間違えたらコップを洗うだけでいいけど、アクセルとブレーキを間違えたら「ただ」じゃすみません。

運転者が何もできないまま、クルマは暴走します。

じゃ、どうしたらいいんでしょう?

「踏み換え」を止めるしかありません。

いつもの通り、左足ブレーキシステムの宣伝をさせてもらいます:

https://ono-fumimachigai.com/left-foot-brake/

画像出典:大野一郎

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