加速抑制装置、作動範囲何故0~15km/h?

29 9月 2019

加速抑制装置の効果は限定的です。何故かって?

加速抑制装置は、障害物センサーをつかって障害物を探知し、走行方向に障害物があれば、ドライバーがアクセルを踏みつけても、電スロ(電子スロットル)を電気的に抑制する装置です。

問題は、その障害物センサーは、100%信用できないということです・・・❶

それは、あくまで機械だから故障したり誤作動、誤認識したりするということであり、じゃ故障したらどうすんのということです。

ということと、

ドライバーがアクセルを意図的に踏んだか過失で踏んだかクルマは判断できない・・・❷

ということです。だから作動範囲が何故 0~15km/h なんですか?という疑問が湧いてきます。

何故 0~15km/h にしたかというと、それは:

15km/h以下ならドライバーが意図的にアクセルを踏む可能性が低いからと考えたと思います。

しかし、「踏み間違い事故」の94%は、走行中に発生(米国ノースカロライナ州警察データベースより)しているし、どの速度で発生したのかの統計はないものの「中高速域」からの踏み間違い事故は結構あると思います。つまり、15km/h 以上で踏み間違いが発生すれば、加速抑制装置は作動しません。

本来、AI(人工知能)が搭載されていない限り、運転に対する最終責任はドライバーにあります。だから:

ドライバーが何らかの主要操作をしたら、自動装置(加速抑制装置、自動ブレーキなど)は即時に解除されなければなりません。

アクセルペダルの踏み間違いは、ドライバーがアクセルを誤って踏むところから始まります。つまり、ドライバーがアクセルを踏む=機械はドライバーが運転制御をしていると解します。

∴ 加速抑制装置の効果は、限定的と思います。

次の動画は自動ブレーキに関することです:

動画出典:youtube

自動ブレーキを過信しないでって、どういう意味かな~? 確かに自動ブレーキはぎりぎりの距離にならないと効かないようになっています。これは運転者の自動ブレーキに対するオーバーリライアンス(過剰信頼)を防ぐためだそうです。

でも人間って便利なものに慣れちゃうと・・・慣れちゃうと、つい頼りがちになります。

 

コメント

  1. 佐藤 隆志 より:

    私も同じ思いです。東京都をはじめ各自治体で、後付け踏み間違い防止装置の取付補助が拡大していますが、効果が期待できまん。国土交通省がメーカー8社へ後付け踏み間違いによる加速抑制装置の認定制度を考慮した開発要請で各社が2020年実施で計画を提出している。(トヨタ、ダイハツ開発販売開始)メーカー以外認定しないのか? すべて電スロ制御対象であり、旧車ワイヤー式には対応していない。踏み間違いを前提にした対応で、止まることもできないし、踏み間違いを防ぐことも出来ない。また、大野様の問題提起の通り、作動限定的で、走行中の踏み間違い暴走を防止できない。大野式左足ブレーキシステム、膝で操作する「踏まないアクセル」ワンペダル等、メーカー以外で開発特許登録が多数あります。国土交通省にも各自提案しているが返答すらありません。自動車メーカーは踏み間違いしない方式を採用しないは何故か知りたい。衝突軽減ブレーキは、物陰からの急な飛び出し、出合い頭で何メーターで反応止まれるのか? それよりも、運転者によるブレーキ操作が早くできる、踏み変えの要らない、大野式左足ブレーキシステム、膝で操作する「踏まないアクセル」ワンペダル等が有効と思う。

  2. 大野一郎 より:

    佐藤さまコメントありがとうございました。メーカーが電子装置に走る理由は、現行ペダルシステムが「欠陥」であるとなった場合、リコールの嵐になって対処しきれないからだと思います。だから現行ペダル配置のままで電子装置によって乗り切ろうとしているように見えます。

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