ドアミラーとフェンダーミラー

12 5月 2020

わたしが普通自動車の免許を取った頃、昭和55年頃ですが、自動変速機なんてものはなく、教習車両はトヨタクラウンかニッサンセドリックが非常に多かったです。手動変速コラムシフトの前進3速後進1速でした。で、本投稿のお題である「フェンダーミラー」と「ドアミラー」ですが、東京オリンピック専用にトヨタが開発したジャパンタクシーではフェンダーミラーが採用されています。

フェンダミラーが長く採用された理由は、車両整備に関する法律があって制限されていたからです。当然、フェンダーミラーからドアミラーにするためには車体の改造届が必要でした。しかし、欧米のクルマは、合理的にドアミラーが採用されていたので正直カッコよくて憧れました。それで、何故フェンダーミラーがいまでもタクシーには採用されているのか調べてみました。

 

画像出典: パークブログ

2020年05月11日 16:50 掲載 この記事によれば:

タクシーがフェンダーミラーを採用する理由。ドアミラーとの違いは?

現在、国内で販売される乗用車のほとんどがドアミラーを採用するなか、タクシーの多くがフェンダーミラーを採用している。タクシーはなぜフェンダーミラーを採用するのだろうか。そのメリットやデメリットを調査すると、操作性や乗客に対する配慮が理由だとわかった。

運転中の安全確認に欠かせないサイドミラーには、車両の前席ドア外側に設置された「ドアミラー」とボンネット前方のフェンダー部に設置された「フェンダーミラー」がある。

現在、国内で販売されている乗用車のほとんどがドアミラーを採用していて、フェンダーミラーの設置された乗用車を目にする機会は少なくなった。しかし、タクシー車両においては話が違い、街で見かけるタクシーはフェンダーミラーを採用している方が多い。2017年に発売されたタクシー用車両「トヨタ・JPN TAXI(ジャパンタクシー)」も新型車でありながら標準でフェンダーミラーを採用しているほどだ。

タクシー事業大手の大和自動車交通株式会社によると、同社の保有するタクシー約700台のうち、7割ほどの車両がJPN TAXI。クラウンなどの従来車両と合わせると約9割の車両がフェンダーミラーを採用しているという。ちなみにドアミラーを採用している車両はプリウスやアルファードなど、一般車をベースにしたごく一部の車両のみだという。

タクシーがフェンダーミラーを採用する理由

ドアミラーが主流の現在において、タクシーがフェンダーミラーを採用し続ける理由はなんなのだろう。大和自動車交通によると、以下の3つの理由が考えられるという。

1つ目は、フェンダーミラーはドアミラーよりも前方にあるため目線の移動が少なくて済むこと。

ドアミラーはドライバーのほぼ真横に設置されているため、助手席側のミラーを見るときには首を動かす必要がある。しかし、フェンダーミラーはドライバーの視界に入っているため、視線を少し動かすだけでミラーを見ることができる。

2つ目は、後席の乗客への配慮。

前述の通り、助手席側のドアミラーを確認するためには首を動かす必要がある。これを後席側から見ると、ドライバーが後席をチラチラと確認しているように見えるため、乗客が不快な思いをする場合がある。フェンダーミラーならば、視線を気にせずリラックスできるとの配慮もあるという。

3つ目は、ドアミラーよりも車幅が狭くなること、車両感覚がつかみやすいこと。

フェンダーミラーの種類や取り付け状況にもよるが、多くの場合はドアミラーよりも若干車幅を抑えることができる。そのうえ、フェンダーミラーに慣れると車幅がつかみやすくなり、狭い路地などでの運転にも役立つという。

タクシーはドライバーの対角線上にある後席左側のドアから乗客を乗せる。フェンダーミラーの方が乗客の立ち位置に合わせて路肩に寄せやすいのだとか。

フェンダーミラーのデメリットは?

操作性ではフェンダーミラーにメリットがあるのに、なぜ一般の乗用車ではドアミラーが普及したのだろうか。一般的にはフェンダーミラーには以下のようなデメリットがあるといわれている。

【フェンダーミラーのデメリット】
・ボンネット上に飛び出す形状になるため、クルマのデザインに影響がある。
・ドアミラーよりも遠いため、ミラーに映った鏡像が小さく見える。
・ミラーの角度変更や水滴などの拭き取りに手間がかかる。

かつて日本では、道路運送車両の保安基準でボンネットを有する車両にはフェンダーミラーの取り付けが義務付けられていた。しかし、外国車の多くがドアミラーを採用していたため、輸出入の際に、サイドミラーの付け替えをせねばならなかった。そのコストや効率面が輸出入の際の非関税障壁となっており、国内外のメーカーがら声が上がったことで、1983年3月に規制緩和されたといわれる。

ドアミラーが普及したのは、実用上の課題からというよりは、輸出入に関する政治やビジネス上の理由と、外観デザイン上、メーカーもユーザーもドアミラーを好んだことが要因と推察できる。


そのような中で、タクシー車両の多くが今でもフェンダーミラーを採用するのは、操作性や乗客に対する配慮を優先した結果であるといえそうだ。ちなみに、近年ではカメラモニタリングシステム(CMS)などの新技術も市場に出てきているため、操作性や利便性ではこちらの方に軍配が上がりそうだ。もしCMSが導入しやすい価格帯になってくれば、タクシーからフェンダーミラーが消える日も来るかもしれない。

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いや~くっだらね~。後席に座った乗客が「気にする」? 乗客からは写像なんて小さすぎてみえないですぅ。

これね単なる慣習以外のなにものでもないです。

 

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