OT式左足ブレーキ装置は、特許を取得しています

特許・第6591111号運転補助装置(大野一郎様)

従来のペダルの位置で、左足ブレーキを運用する時の問題点

何をいまさらと言われるかもしれません。
現在のペダル配置でも体幹をやや右寄りにすれば、左足でブレーキを操作することはできます。
しかし、ブレーキは右足で操作するようになっているために、アクセルと近い位置に設置されており、左足をブレーキに乗せるためは体幹がどうしても右にずれてしまいます。

この運転方法は、運転姿勢が不安定となり、シートベルトが正しく機能しない恐れがあり、危険であるといわれています。
もともとマニュアル・ミッションの車両がオートマチック車両になったときに、単にクラッチペダルを取り除いただけの構造であるためです。

OT式左足ブレーキ装置

OT式左足ブレーキ装置は、左足でブレーキ操作を行うために運転席左側にオルガン式のブレーキペダルを設置したものです。

また、運転中運転者が常時ペダルに足を乗せておける構造(踵を載せる台が設置されています)となっているため、運転者が危険を感じてブレーキを操作する際、踏み換えを必要としないため、最小の時間でブレーキを操作することが可能です。
アクセルペダルからブレーキペダルへの踏み換えに要する時間は、最高裁判所の判例で0.8秒プラスアルファとされており、1秒前後とする多くの判例が存在します。

なお、運転中は常時左足をブレーキの上におくことが可能な構造ですが、オルガン式のペダルを採用しているために運転者が意識してブレーキを操作しない限り「半ブレーキ」にはならないようになっています。

また、OT式左足ブレーキ装置では、アクセルペダルをオリジナルの吊り下げ式からオルガン式のアクセルペダルにしています。踵を床につけて安定した足の挙動で操作することができます。

OT式左足ブレーキ装置

OT式左足ブレーキ装置をエスティマに搭載しました

OT式左足ブレーキ装置

ブレーキの位置を、本来の場所から左側にスライドさせて設置。自然な姿勢で運転ができる

OT式左足ブレーキ装置で事故を回避

危うく自転車に乗った小学生をはねてしまってもおかしくないくらいの際どいインシデントが発生しました。
従来型のペダル配置であれば、アクセルからブレーキへの踏み換えが必要であり、その時間約1秒の間に小学生をはねていたと思われます。この動画では左下に足下カメラの画像がありますので前方画像とともにご覧ください。なお、小学生が飛び出してきたときの速度は時速18kmでした。

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