埼玉・車転落:衝撃でエアバッグ作動?前見えず 4人死傷

24 4月 2017

2017年4月22日午後9時50分ごろ、埼玉県秩父市浦山で県道を走行中の軽乗用車が崖から転落したと、乗っていた大学生から110番があった。県警秩父署によると、いずれも同県横瀬(よこぜ)町に住む18歳の男性4人が乗車し、救急車で病院に運ばれたが、運転していた無職の柏木海渡(かいと)さんが胸を強く打ち死亡、後部座席にいた無職男性が内臓損傷などの重傷を負った。残る大学生と建設作業員の2人は打撲などの軽傷。

同署によると、現場は緩やかな下りの片側1車線の直線で、浦山ダムにかかる浦山大橋北側のたもと付近。車はダムに向け南進中に対向車線にはみ出し、反対側のガードフェンスを突き破り約15メートル下に転落した。

助手席にいた男子大学生は「走行中に車が何かにぶつかり運転席のエアバッグが開いて前が見えなくなった」と話しているという。転落現場近くの路上に約50センチの楕円(だえん)形の岩が落ちていた。同署は道路脇の斜面からの落石とみており、車がぶつかった衝撃でエアバッグが作動し運転操作ができなくなったとみて、道路を管理する県にも事情を聴く。(毎日新聞WEB版ニュースより)

要するに山道を夜間通常通り走っていたら、落石が命中した衝撃でエアバッグが開き運転者の前方視界を遮ったため崖から転落したということです。

ブログにアップした理由は、この天から降ってわいたような災害について、エアバッグの設計者は《勿論》予想もしていなかったでしょう。そしてそのことは《自動運転の設計》でも同じことが言えるのです。

機械(ソフトウエア)が完全に信頼できないのは周知の事実。だからなにかあったら人間がオーバーライドしなければなりません。しかし、自動ブレーキシステムに例を取ると、運転者がシステムを過剰信頼(オーバーリライアンス)しないようにブレーキは止まれる(時速35km以下)ぎりぎりのところで作動します。だからシステムに不具合があったと人間が認識したときには既にとき遅し。修正する時間的余裕はありません。

そして《自動システム》ではなく《運転支援システム》と呼称して消費者をだまそうとするメーカーの姿勢はよくありません。

画像出典:Wikipedia 毎日新聞ニュースWEB版

参考までにエアバッグの開き方という意味で事故車両とは違いますが別の車両のエアバッグ展開動画をUPします。

動画出典:youtube

 

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