やっぱり来た!テスラモデル3の生産困難!

10 2月 2018

スペースXの成功に気を良くしているイーロンマスク氏ですが、やはり来ました! モデル3生産問題。東洋経済ONLINEから:

 

(2018年2月10日(土) 6:00配信

テスラが明かした「モデル3」生産地獄の実態

世界最大の輸送能力を持つ大型ロケットが現地時間の2月6日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから発射された。

テスラが明かした「モデル3」生産地獄の実態

テスラにとって初の量産型EV「モデル3」。だが、その生産立ち上げに苦慮している(写真:テスラ)

成功させたのは、イーロン・マスク氏が設立した宇宙輸送関連会社スペースXだ。ロケットの先端にはマスク氏がやはりCEOを務めるテスラのEV(電気自動車)「ロードスター」が乗せられ、火星の軌道に投入された。現在は同車に搭載されたカメラがとらえた宇宙の様子がネットに配信され、大きな話題になっている。

 一方、なかなか軌道に乗らないのは、マスク氏の本業、EV生産だ。

■2017年度は約2150億円の赤字

翌7日に発表されたテスラの2017年度通期決算は、最終損益がマイナス19億6140万ドル(約2150億円、前年同期比で約13億ドルの悪化)と、過去最大の赤字となった。高級車の「モデルS」や「モデルX」は好調だったが、昨年7月からスタートしたEV「モデル3」の量産立ち上げに今なお苦戦し、先行投資がかさんでいる。

 モデル3はテスラ初の量産型EVで価格は3.5万ドルから。2017年7月に出荷を始めたが、納入台数は7~9月期がわずか260台、10~12月も1500台にとどまった。週5000台の生産目標は、当初2017年末までに達成する計画だったが、今年6月末までに延期された。延期は今回で2度目になる。

ボトルネックは大きく2つある。電池パックと車体の組み立て工程だ。

モデル3の電池生産は2017年1月、米ネバダ州に開所した世界最大の電池工場、ギガファクトリーで行われている。作られているのは、パナソニック製の円筒型リチウムイオン電池「2170」だ。パナソニックが作った電池のセルを、テスラがモジュール化(組み立て)する。

 この組み立ては、ロボットを活用した完全自動化ラインで行う予定。しかしこの4つの工程のうち2つの立ち上げを委託していた業者が機能せず、結局テスラ自らが行うことになった。

そのため、当面は手作業での組み立てを余儀なくされた。これには自信家のマスク氏も「われわれがいささか自信過剰になりすぎていた」と肩を落とす。車体組み立ての行程においても、同じく部品の自動組み立てのスピードが上がらない。

■パナソニックに「テスラリスク」

モデル3を巡る想定外の苦戦は、テスラに電池を独占供給するパナソニックにも影を落とす。5日に発表した2017年4~12月期(第3四半期)決算において、同社はこの生産遅延の影響で売上高で約900億円、営業損益で約240億円のマイナス影響を受けたと公表した。この結果、2次電池事業は54億円の営業赤字に沈んでいる。

業績全体は増収増益で通期計画を上方修正しており、いたって好調。だが、成長事業と位置づける自動車電池事業の最大顧客はテスラだ。その先行きには一抹の不安がよぎる。2017年12月には、トヨタ自動車からの呼びかけで車載電池事業における協業検討を発表したが、それが結果的に「テスラリスク」をやわらげることとなった。

テスラ=イーロンマスク氏は、テスラ本社があるカリフォルニア州と州境を接するお隣のネバダ州(ラスベガスがある州です)に「ギガ・ファクトリー」を建設中です。日本のパナソニックとの共同開発です。モデル3生産用の施設と思いきや、バッテリー生産工場でした。また、完成次第稼働する部分生産方式のため、その規模・生産能力については、不明な部分が残ります。

画像出典:Wikipedia テスラ 床面積450,000m²だそうです。137,000坪。なにそれ?

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