ワタシはトヨタミライという燃料電池車に2018年以来乗ってます。
水素は、気体状態を82Mpa(メガパスカル)=820気圧という大変な圧力で充填されます。
画像出典:Wikipedia
でも、水素を高圧で充填するということは実は、とても大変なことで、頑丈で精巧で高性能のバルブがなければとても実現できないことです。ミライへの水素充填用バルブは、2014年12月に開店したENEOS海老名中央水素ステーションを始めとしてNITTO VALVEを採用しているようです。
画像出典:Wikipedia
トヨタミライは、最高で約5.5kg(水素は重量で料金を計算します)くらい水素を充填できるのですが、なにせ超高圧の気体ですから充填機材やタンクなど常に安全最優先で作られています。例えば、上記のNITTO製水素充填バルブ、ENEOS海老名でも使われている種類ですが、この充填ノズルのなかに被充填ミライタンクの気体圧力や温度を検知するセンサーが組み込まれています。
通常ですと規定タンク圧力の約97.5%まで充填してくれるのですが、ENEOS海老名ステーションの場合は、PCが古くて被充填タンクと通信してくれないそうです。なんでも2014年からそのままだそうで、被充填タンクと通信できないので安全側の圧力をデフォールトで常時採用し、規定充填圧力の約90%までしか充填してくれないそうです。
なお、ENEOS海老名PCのOSは、windows7らしいです。それをwindows10にヴァージョンアップするらしいです。
これがワタシのミライが最近、走行航続距離480キロ(いつもは540キロ)までしか充填出来ない原因でした!!
原因がわかれば一安心です。
なお、このお話しは、海老名水素充填ステーションの職員の方からお伺いすることができました。ありがとうございます。
トラックバックURL