池袋の事故を巡ってまた、高齢者の運転が問題になっています。でもペダル踏み間違い事故は、高齢とは関連ありません。マスコミはこれを高齢者の所為にしようとしています。
池袋の事故は、この運転者が先ず、左側のガードレールに接触するところからはじまります。そのときにブレーキを踏むべきところ、アクセルを踏んだことからはじまります。
この事故は一般的に運転者がペダルを踏み間違えるところからはじまります。ですから、運転者の操作ミスと見做され事故で死者や怪我人が出ると警察がでてきて逮捕されます。
運転者が悪いんじゃありません。誤操作を誘発するクルマが悪いんです。メーカーはそれを知っていて頬かむりをしています。
産経新聞WEB版の記事を見てください:
自宅の車庫入れ手間取り つえ使う姿 池袋事故の飯塚元院長
東京・池袋の乗用車暴走事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)は最近、自宅の車庫入れに手間取り何度もやり直したり、足が不自由でつえを使ったりする様子が目撃されていた。 近隣住民によると、妻と2人暮らしで、いつも一緒に車で買い物に行っていた。しかし、年明け以降、車庫入れの際にバックでハンドルがうまく切れずに何度も失敗し、車のそばにいる妻が細かく指示してようやく駐車していたという。
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一方、この運転者は平成29年の免許更新において、「認知機能低下の恐れなし」と判定され無事、更新しています。
産経新聞WEB版の記事から再び:
免許更新で「認知機能低下恐れなし」 池袋事故の運転手
東京・池袋で乗用車が暴走し、母子2人が死亡、車の運転手(87)を含む男女8人が重軽傷を負った事故で、運転手が平成29年の免許更新時に受けた認知機能検査で、記憶力や判断力に問題はないと判定されていたとみられることが20日、捜査関係者への取材で分かった。ドライブレコーダーの解析などから、ブレーキを踏まずに加速を続け、歩行者らに突っ込んだとみられることも判明。警視庁は加齢などに伴う運動能力の低下が影響し、運転操作を誤った可能性があるとみて調べる。
運転していたのは、東京都板橋区弥生町、旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長。捜査関係者によると、事故の約2年前の29年に免許を更新した際、75歳以上が義務付けられている認知機能検査で、問題は確認されなかった。認知機能の低下の恐れがない「第3分類」と判定されたとみられる。事故後の警視庁の調べにも、「持病はない」と話しているという。
車はガードパイプに接触後、約150メートルにわたって暴走して次々に横断歩道上の歩行者らをはねるなどした。ドライブレコーダーの記録では、ガードパイプ接触前の左カーブ付近から加速を続け、最終的に反対車線のトラックにぶつかって停車。この間にブレーキを踏んだ形跡はなく、法定速度の時速50キロを大きく超えていたとみられる。 飯塚元院長は事故当時の状況について「アクセルが戻らなくなった」と説明しているが、運転席の足元付近にペットボトルなどの落下物はなく、ペダルに物が挟まって動かなくなる可能性はないことも確認された。エアバッグが正常に作動しており、車の機能に不具合はないとみられる。
警視庁は飯塚元院長が運動機能の低下などで操作の反応が遅れ、車を暴走させた可能性があるとみて、車の操作状況を自動記録する「イベントデータレコーダー(EDR)」などの解析を進める。(以下略)
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上記文章下線部(大野)で、警察が「車の機能に不具合はないとみられる。警視庁は飯塚元院長が運動機能の低下などで操作の反応が遅れ、車を暴走させた可能性があるとみて、」とありますが、「運動機能の低下」などで何故クルマが「暴走」になるのでしょうか?
運動機能の低下でクルマが暴走する訳ないじゃないですか。警察も程度低いなぁ。これは踏み間違い事故による暴走です。しかも走行中、中高速からの暴走のため、簡単に速度がでて大事故になりました。
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