北海道のゴーカート事故

21 9月 2022

この事故はどういうものか先ず:

2歳男児死亡 200ccのレーシングカートとは?遊園地の乗り物とはまるで違うスピードと危険性 北海道

HBCニュース

イベントを行った函館トヨペット 坂上裕一 車両企画部長 「ピットインするところで、基本的には低速になる場所だったので、フェンスがない状況」 新千歳モーターランド 九谷田聡 常務 「ちょっとパニックの状態で、危ない状況ではありました。なんとか強制的に止めようと試みたんですが止められなくて」・・・・(大野註:時速50kmで走っているゴーカートを人力で停止させられるはずないです)

遊園地などで人気のゴーカート。  通常、最高時速は30キロ程度に設定されていますが、今回事故を起こしたのは、より速いスピードが出る「レーシングカート」と呼ばれるタイプでした。  ゴーカートには、運転席の背中側に、強制的にブレーキをかけるレバーがついているものもありますが(大野意見:そんなものついてても意味がないように思います)、今回使われたレーシングカートには、ついていなかったということです。

HBC NEWS|HBC北海道放送

画像出典:Wikipedia

こんなブレーキ、走行中にどうやって操作するのですか?

「サーキットがやってくる」というゴーカート(エンジン排気量300CC 北海道のゴーカートはエンジン排気量200ccでした)に乗れる施設があります。厚木市のアツギトレリスという複合施設の自走駐車場の3Fを借り切っての施設です。

わたしも乗ったことがありますが、ここでは、無線(遠隔)でエンジンのキルスイッチがカートについています。屋内設備なので無線が届く範囲にコースを設定してあるので、こんなことができるのでしょう。

北海道のカート事故ではこのような設備はついていませんでした。

動画出典:YouTube

ワタシがこの事故で思うのは、そもそも排気量200ccもあるレーシングカートに子供を乗せるのが間違っていることです。レーシングカートは、遊園地のカートと違って速度が出るのです。

実際何があったのかは今の段階(9/21/2022現在)ではよくわかりませんが:

止めようとしたが限界だった」 ゴーカート暴走事故で2歳男児はね ...ゴーカート暴走で2歳男児死亡 運営に問題点が浮上(HTB北海道 ...

画像出典:wikipedia

(北海道新聞):主催者によりますと、女の子は1周200メートルのコースを4周から5周走り、最後にピットに戻る際、直線で減速して曲がるところをそのまま時速40キロほどのスピードで直進し、コース外に飛び出しました。

(大野推測・意見)200mのコースを4周か5周しているのなら当然ブレーキを操作したはずです。それともブレーキを操作しない程度の速度で回ったのでしょうか?

その上で考え得ることは、レーシングカートの大きい加速力です。11歳の女の子は、4周してゴーカートに少し慣れたのでアクセルを少し多めに踏んだところ、自分が体験したことのないような速度になり、命の危険レベルの恐怖を感じたのではないでしょうか?

『「ペダル踏み間違い暴走」で発生する、突然の急加速による恐怖からくる「脳の機能不全」が起こり、アクセルから足が離せなくなったのではないか』という推測です。こうなると脳が考える力を失っているので、ブレーキを踏めないどころか機能不全に陥る直前の行為ーアクセルを踏み続けるーしかできなくなります。勿論ステアリング操作もできません。

このように思えてなりません。

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