元アメリカ海軍中佐とゴルフしました

07 10月 2016

2016年10月6日アメリカ空軍横田基地の中にあるゴルフコース『多摩ヒルズ』でプレーしました。

0900ティーオフでしたが、木曜日、2サム(二人のみでプレー)で前後には1組の姿もなく誠に贅沢なゴルフでした。プレーフィーはセルフ方式でUS$100です。2016年10月7日は為替レートが¥103でしたので丸めて1万円でした。この基地の南側にはもう一つ米海軍と海上自衛隊の共用基地である厚木基地があって、こちらにも基地内にゴルフコースがあります。米海軍大平洋軍第7艦隊は、横須賀をベースにしており、2016年現在航空母艦ロナルド レーガンが横須賀に帰港している間は搭載している全航空機は厚木基地に移動し、整備及び訓練(飛行訓練は硫黄島)を行います。そのため、約30分間にもわたってフルスロットルのエンジンテストを頻繁に行うため、うるさくて(話ができないほどホントにうるさい)ゴルフをやってられない部分もあります。ゴルフをしながら見ていると、たしか16番ホールの上くらいと思いますが、E2ホークアイ(空中指揮司令機)の輸送機型(C2A VRC-50部隊所属)が滑走路の場周ベースターン(第3旋回)でとんでもないバンク(60°に近い 普通は最大30°)で旋回しているのをみると、わたしももとパイロットなので判りますが、本当にすごい操縦技術(飛行機を自由自在に操る神業的操縦技術)だと思います。初めてみました。ありえねー。また、厚木基地は、昭和20年敗戦の年に占領軍のマッカーサー将軍?元帥?がMC20輸送機から焼け野原の日本に降り立った最初の基地でもあります。さて、いつも一緒に回ってくれるのは、トレーシー ブラウン元海軍中佐(2016年現在67歳)、もとアフガニスタン海軍基地司令官です。この人は、アラバマ州ハンツヴィル、ミシシッピ川河畔に在住ですが、半年に一回くらい日本に来て2か月くらい滞在しています。なにか明治期前後に日本近海で沈んだアメリカ海軍艦艇のことを調べているのだそうで、よく日本の国会図書館に行っています。また、2020年東京オリンピックに向けて外国人が来日したときにガイドを無償で行うTOKYO FREE GUDEというNPO法人があり、そこのボードメンバーになっています。

運営団体について

彼にとって日本は第二の故郷のようです。知り合いの海上自衛隊、飯田元海将(ミサイル防衛)に聞いたところロジスティクス(補給)の専門家です。また、自身の健康トレーニングのために目白駅近くにある米倉ボクシングジムにほぼ毎日通っています。1ラウンド3分間で12ラウンドのトレーニングをするそうです。ここだけの話ですが、アメリカ海軍の年金制度は、非常に篤く、なんでも勤続30年以上になると現役時代の約8割の年金をもらえるそうです。いつも日本にくると定宿の”Hardy Burracks 『ハーディバラックス』”に滞在するとのこと聞いていましたが、今日初めて彼を送り届けてそれがどこかを知りました。これは港区六本木5丁目にある帝国陸軍麻布第3連隊跡にある米軍接収地でありました。所謂星条旗新聞ーStars and Stripes(スターズ アンド ストライプス)ー(米国南北戦争時代に設立ーおよそ日本が明治維新の激動に入る前くらいです)赤坂プレスセンター(米空軍ヘリパッド用地付き)のことです。この敷地の中に独身将校用宿舎があって彼はここに滞在していました。勿論、拳銃を携行したガードが入り口門に立っています。ここは便利なところで、地下鉄日比谷線広尾駅や六本木駅に近く、JR山手線恵比寿駅にも近いので、元中佐殿は電車に乗って何処へでも行きます。かれのお父さんもアメリカ海軍軍人であり、横浜根岸で育っているので、かなり土地勘があるのだとか。この将校宿舎は、昭和20年日本敗戦のときからここにあり、わたしの中学校の通学コースにあったので、約48年前から知っていた建物でした。もうひとつ重要なことは、例えばアメリカの大統領なり政府高官、軍高官が来日するときは2種類の方法があり、ひとつは羽田に大統領専用機エアフォースワンで直接降り立つ場合と、横田空軍基地に着陸してそれからヘリコプターで約10分、この六本木に飛来し、虎ノ門のアメリカ大使館(クルマで約5分)に行く方法とがあります。2016年現在の駐日アメリカ大使は、テキサスダラスで暗殺されたJ.F.ケネディ大統領の娘であるキャロライン駐日大使がおられます。日本の近代史を深く考えさせられた一日でした。何れ本トピックス欄で大東亜戦争開戦にまつわるお話しはさせていただこうと考えています。燃料電池車ミライの存在にも深く関わるお話しなので。

余談ですいませんが、横須賀米海軍第7艦隊は太平洋軍という組織に所属しています。

2016年現在の太平洋軍司令官ハリー B. ハリス大将は、横須賀海軍病院で生まれました。お母さんは神戸生まれの日本人です。『尖閣諸島に(中国軍の)脅威があった場合には、太平洋軍が必ず守る』と発言して有名になりました。安倍首相とも何回もあっています。

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トレーシー ブラウン元米国海軍中佐(2016年10月12日多摩ヒルズCCレストランで大野撮影)

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2016年10月12日多摩ヒルズ4番ホール付近で、寒いのに半ズボン。小学生のようだと自分でいっていました(2016年10月13日米空軍横田基地多摩ヒルズで大野撮影)

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正面ゲートにある看板 出典:横田基地多摩ヒルズ

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星条旗新聞赤坂プレスセンター所在地

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空母艦載輸送機 C2A 出典:Wikipedia

 

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Hardy Barraks(ハーディ バラックス 独身将校用宿舎) 星条旗新聞麻布プレスセンター  出典:Wikipedia

 

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ハリー B. ハリス海軍大将 (P3C操縦士出身 横須賀生まれ) 出典:Wikipedia

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