自動車評論家池田直渡氏の燃料電池車に対する意見

27 7月 2016

以下池田直渡氏の2015年10月26日「週刊モータージャーナル」というネット配信の記事で「東京モーターショーで見ても無駄なクルマ」と題しての記事です。

<正直に言えば、燃料電池はまだまだ難しい。トヨタMIRAIは700気圧に圧縮した水素を燃料としているが、この高圧タンクはもはや爆弾に等しい。大型トラックのタイヤ交換で毎年プロの整備士が何人も死んでいるが、それがたった20気圧かそこらの話だ。>

<中身の気体が何であれ、700気圧もあれば建物がひとつ吹き飛んでもおかしくない。現在のように限定的な台数ならともかく、街のそこかしこにそんなものが停まっている状態になれば、テロの標的にされる可能性もある。地球の未来のための環境技術には敬意を表するが、それでも危ないものは危ない。何かよっぽどのブレークスルー技術がない限り、燃料電池は多数派にはならないし、なってもらっては困る。>

水素タンクの気体圧力とトラックのタイヤの空気圧を同列にして論じておられます?多分タンク破裂を念頭に置いての発言と思われます。ということは水素について何もご存じないということでしょう。自動車評論家になるのには科学的知識が必要ないようです。しかし、メディアにのって記事が拡散すればある程度の影響力があることは避けられません。逆に言えばこのような人たちが根も葉もないことを流布し人々の恐怖心をあおり、世の中の発展を阻害しているのでしょう。

 

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自動車評論家池田直渡氏

 

 

コメント

  1. 光本真造 より:

    いつも拝読しています 。
    水素も作るのにエネルギーを使い、分子の大きさも最も小さく、話題の水素水もペットボトルではプラスチックの分子間や栓からもれて、ほとんど水素ゼロ。アルミ缶はかろうじてセーフかな?

    そんな水素を700気圧なんて高圧で、管理出来るのかな?

    自動車は日々使用していればいざ知らず、
    週一月一の使用だと燃料は自然減にならないのかな?
     また、ヨーロッパでは電気自動車になんて言っていますが、今の電線の太さで夜に一斉に充電しても大丈夫かな?

    リーフの充電器は200vの200Aですが そういうのが一斉に充電しても大丈夫かな?

    其れこそ火力発電所、原発が必要ではありませんか?

    • 大野一郎 より:

      光本さま 返信が遅くなって申し訳ありません。現在エネオス水素ステーションでは、約820気圧で充填を行っております。そのカギはバルブです。また、一度充填すれば、自然に減ることはありません。電気自動車の問題点は、要するに家庭電源から充電するために少しもエコではないことです。都会から離れたところで発電し、膨大なエネルギーロスを生じながら送電します。つまり、家庭用電源はエネルギーロスが大きいのです。一旦作った電気をまた、電気自動車で使うのはエネルギーロスです。それならばガソリン自動車の方が同じ発電という意味ではよりいいです。ニッサンノートe-powerのような自動車が政界ではないでしょうか?

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