新東名110km/h制限、試験導入はどうなった?

19 5月 2018

(毎日新聞)から:

新東名

「110キロ」試行半年 人身事故は減少 /静岡

新東名高速道路の新静岡インターチェンジ(IC)-森掛川ICの50キロ区間で最高速度が試験的に110キロに引き上げられて半年が過ぎた。県警は、試行区間での交通事故の発生や取り締まり状況について発表した。

  県警によると、新速度の試行期間が始まった2017年11月1日~今年4月末の間に発生した人身事故は13件(前年同期比9件減)。一方、物損事故の発生件数は88件(同11件増)だった。いずれも前方不注意などが原因で、最高速度引き上げが影響した事故ではないとしている。

 高速隊は試行について「今のところ順調」としながらも、最低1年間は試行期間を続けるとしている。担当者は「最高速度が引き上げられたからと言って、110キロで運転しなくてはいけないわけではない。交通環境に応じた安全な速度を守ってほしい」と話した。【高場悠】

(大野註)交通環境とは:「流れ」のことでしょうね。

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このような結果でした。個人的に言えば: 100k/mから110km/hに増加したということは、運転者の常識から言えば、警察の取り締まりを受けることなく100+10=110km/hで走っていたものが110+10=120km/hで走れるということです。

ちなみに:

100km/hで走行すれば、1秒間27.78m走行します。

110km/hで走行すれば、1秒間30.56m走行します。

120km/hで走行すれば、1秒間33.33m走行します。

それでブレーキ性能はいままで通りですので、100km/hで走行している時と110km/hで走行している時では単純に考えて「止ること」に関しては明らかに「不利」だといえますね。

問題は100km/hという今までの速度制限とは何だったのか? 同じ道路条件(道路環境)で110km/hにすればどんなメリットが生じるのか?

単純に目的地に早く到着できるのか?? ということを考えてしまいます。

画像出典:Wikipedia

 

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