MT車、なんでクラッチがあるの?

01 2月 2019

MT車、なんでクラッチがあるの? それはエンジンという複雑で、美しく、パワフルで、激しい騒音を出す、ややこしいものがついているからです。勿論AT車にもエンジンはついていますが、こちらは流体継ぎ手という自動クラッチがついています。

クラッチー爪でがっちりつかむーという意味ですが、エンジンと変速ギアを結ぶ途中にクラッチがついています。すなわち、エンジンが低速回転(パワーが出ていない)のときにクラッチを滑らせて徐々に変速ギアと継いでいくためのものです。逆にエンジンを高速回転、いや3千、4千回転くらいでもクラッチを継いだらタイヤは煙をあげて空転するでしょう。

そういうことなのです。エンジンは低速回転では力がなく、高速回転で初めて力が出てきますが、スタート時に高速回転でクラッチをつなげないための方策なのです。

わたしが自動車運転免許を取得した昭和55年くらいはAT車などありませんでした。全てMT車。免許を取得したクルマはトヨタクラウン コラムシフトのマニュアル前進3段、後進1段です。坂道発進のクラッチ操作が難しく、よくエンストさせていました。

 

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