アメリカの航空母艦が世界最強です。何故か?原子力を推進エンジンにするためです。核分裂エンジンにより蒸気を発生させタービンを回して推進する仕組みです。この蒸気はまた、航空機発進の蒸気カタパルトにも使用されます。これが強さの秘密です。乗員の食料が唯一の弱点です。例えば、支那のジャンク空母『遼寧』の航行用エンジンは、商船のものを流用しているため(軍事用タービンエンジンは自国では作れません)、最大速度で航行してもせいぜい29ノット(約53.7km/h)程度と考えられるため、航空母艦の最大任務である航空機の発艦に支障をきたします。アメリカの航空母艦の最大速力は、39ノットです。この10ノットは大きい。そして、蒸気カタパルトシステムがあります。このカタパルトは、航空機を一瞬にして270km/h=約146ノットに加速させます。すなわち、無風として40ノット+146ノット=186ノットの速度で航空機を発艦させられるわけです。この速度であれば、FA18のような通常の戦闘攻撃機を燃料満タン、全ての兵装を装備して発艦させられます。
これに比較して遼寧はカタパルトなし、最大速力も29ノットと、無風では危なくて航空機の発艦ができません。これは軍事用兵器としては、致命的な欠陥です。張り子の虎です。支那人だって馬鹿じゃありませんから、このようなことは十分わかっています。敢えて何故?この空母は国内鼓舞のための張りぼてなのです。しかし、2番艦3番艦の建造に着手しており、これらの空母では、『電磁カタパルト』の採用が行われる模様です。しかし、支那にはリニアモーターカーのノウハウがないです。みな日本技術の模倣乃至は盗用です。かれらには誇りがないから。武士は食わねど高楊枝なんて死んでも解らないでしょう。
わたしはトヨタエスティマというガソリンエンジン車を所有しています。約5万kmを走行したころ、エンジン潤滑オイルの異常な消費率が問題となりました。そしてこのエンジンは支那製だったのです。トヨタが全く同じように製作指導しているのにも拘わらず、支那製のエンジンではわたしのみならず同種のクレームが頻発していました。そこでトヨタでは無償で日本製エンジンに換装してくれました。何故でしょう?
『技術は詳細に宿る』との格言があります。そうです。中国人職工は、自分のものでない限り魂を入れてものを造るということができません。ここが大きな差になります。つまり、支那はリニアモーターカーや新幹線でも独自の技術を持っていません。電磁カタパルトでも同様にひとの物まねや盗用であるがために技術が確立していない状況です。電磁カタパルトもうまくいかないでしょう。
さて、日本にはヘリコプター護衛艦『いずも』があります。この船の飛行甲板は、耐熱仕様です。そのため、ロッキードF35Bならば垂直離着陸の航空母艦運用が可能です。残念ながら日本が採用したのはロッキードF35Aであり、通常の離着陸機です。しかし、わが国には、リニアモーターカーの技術があります。これは即電磁カタパルトに応用できる技術です。しかも、中央新幹線でご存じのように一瞬で時速300km、500kmに到達できるのです!!いずもに電磁カタパルトを装備するのはいとも簡単にできるはずです。わが国はすぐにでも空母を持たなければなりません。
わたしたち日本人は、アメリカの傘の下ではなく、自分で自分を守る実力を持たなければなりません。
現代の戦闘においては、ミサイルが飛んでくるのを座して待っていてはいけません。いくらTHAADシステムがあっても、必ずうち漏らしが出てきます。ミサイルに燃料を注入する音を傍受したら(それは可能です)その場で戦闘機にスクランブルをかけて当該ミサイルを破壊しなければなりません。わが国独自の航空母艦があればそれは一層現実味を帯びてきます。アメリカに頼ってばかりいてはいけません。
画像出典:Wikipedia 支那空母 遼寧 張りぼて空母
画像出典:Wikipedia 北朝鮮ICBMムスダン
画像出典:Wikipedia 左:海上自衛隊『いずも』 航空自衛隊 ロッキードF35A
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