神奈川県の水素社会への取り組み

03 12月 2016

神奈川県は水素社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。

2016年現在神奈川県は燃料電池車購入者に対して購入補助金として101万円を補助しています。神奈川県庁本庁舎の産業労働局産業部エネルギー課次世代自動車グループのグループリーダー佐藤さま、主事堀井さまとお会いしていろいろなお話しをお伺いしました。

今日はそのなかのひとつ再生可能エネルギーを使って発電し、水を電気分解して水素と酸素をつくり、作った水素で燃料電池フォークリフトを動かす計画についてご紹介します。以下神奈川県のHPより:http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1007160.html

風力発電により製造したCO2フリー水素を
燃料電池フォークリフトへ供給する実証を開始

-新たな水素サプライチェーン構築により80%以上のCO2削減が可能-

神奈川県、横浜市、川崎市、岩谷産業株式会社、株式会社東芝、トヨタ自動車株式会社は、京浜臨海部における再生可能エネルギーを活用した、低炭素な水素サプライチェーンモデルの構築を図る実証プロジェクトの具体的な内容について、2015年9月から検討を進めてまいりましたが、この度、詳細が固まり、実証を開始することになりました。

 本実証プロジェクトでは、横浜市風力発電所(ハマウィング)敷地内に、風力発電を利用し水を電気分解してCO2フリーの水素を製造し、貯蔵・圧縮するシステムを整備します。さらに、ここで製造した水素を、簡易水素充填車により輸送し、横浜市内や川崎市内の青果市場や工場・倉庫等に導入する燃料電池フォークリフトで使用するといったサプライチェーンの構築を目指します。

 こうした地域と一体となった水素サプライチェーンの構築により、電動フォークリフトや ガソリンフォークリフト利用時のサプライチェーンと比べて、80%以上のCO2削減が可能になると試算しています。この実証を通じて、将来の普及展開モデルを見据えた、コスト試算やCO2削減効果等を検証していきます。

 ※本事業は、環境省委託事業「平成27年度 地域連携・低炭素水素技術実証事業」に採択され、実施する事業です。

実証プロジェクトの概要

ハマウイング(風力発電)or 使用済みバッテリー180個 → 水電気分解(水素発生装置)→ 水素貯蔵装置(低圧水素貯蔵タンク) → 水素充填車 → 燃料電池フォークリフト

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画像出典:神奈川県

導入地表

画像出典:神奈川県

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画像出典: 左:神奈川県 右:Wikipedia

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画像出典:神奈川県

神奈川県のみなさま、頑張ってください。応援しています。

神奈川県の燃料電池車用水素充填ステーション建設計画

既に開所している神奈川県内の水素充填ステーションは以下、:

神奈川県横浜市旭区上白根町1151-5 横浜旭水素ステーション ENEOS
神奈川県横浜市都筑区折本町201-1 横浜IKEA港北水素ステーション ENEOS
神奈川県横浜市中区海岸通1 横浜大さん橋水素ステーション ENEOS
神奈川県川崎市川崎区東扇島38-1 川崎マリエン水素ステーション ENEOS
神奈川県相模原市中央区弥栄3-6883-4 相模原中央水素ステーション ENEOS
神奈川県相模原市南区麻溝台2317-1 相模原南水素ステーション ENEOS
神奈川県横浜市南区通町4-100 横浜南水素ステーション ENEOS
神奈川県伊勢原市岡崎4858-6 伊勢原岡崎水素ステーション ENEOS
神奈川県藤沢市下土棚1767-1 藤沢下土棚水素ステーション ENEOS
神奈川県横浜市泉区上飯田町3906-7 Dr.Drive上飯田店 ENEOS
神奈川県海老名市中新田398-1 Dr.Drive海老名中央店 ENEOS

資料出典:http://燃料電池.net/fcv/station.html

神奈川県の水素充填ステーション建設計画です。以下:

 

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画像出典:神奈川県庁

赤丸は居住地域から約10分程度で水素ステーションに行ける計画であり、青丸は居住地域から約15分程度で水素ステーションに行けるとする計画です。ぜひ実現していただきたことです。

 

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