2019年4月21日神戸市バス 踏み間違い事故の再発防護策について

28 6月 2022

この市バスは「AT車」でした。運転者は踏み間違いをしたと証言しています。

時計2021/5/28 14:32神戸新聞NEXT
神戸市営バスが2019年4月、同市中央区のJR三ノ宮駅前で横断歩道に突っ込み歩行者6人が死傷した事故について、国の事業用自動車事故調査委員会は28日、運転手がブレーキとアクセルのペダルを踏み間違えたことで加速して歩行者に衝突し、国が指針で定める運転者教育を神戸市が適正に行っていなかったことが背景にある-などとする報告書を公表した。

調査委は、安全確認が十分でなかったとして、「道案内に時間を要したことで先を急ぐ感情が生じ、いつもと違った発進手順を行った可能性がある」と指摘。運転手が道案内のために姿勢をずらした後、運転時の通常の位置に座り直さず、前傾姿勢のまま発進したこともペダル操作の正確性を欠く要因になったとした。

バスはオートマ車だったが、神戸市交通局が採用時の教育に、オートマ車の誤発進防止を盛り込んでいなかったことも指摘した。

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(大野意見)

※確かにこの事故の場合は、オートマ車の誤発進でしたが、基本的には「ペダル踏み間違い事故」です。「採用時の教育に」とありますが、教育したからと言って踏み間違いを防止することはできません。踏み間違いを防止するためには、アクセルとブレーキの配置を変えるかまたは、操作方法を変えるかしかありません。

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また今後の対策として、チラシ配布など簡単に道案内できる方法の検討や、発進時の安全確認、運転操作手順の検討などを挙げた。

この事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた男性運転手(66)は禁錮3年6月の判決を受け、神戸市を懲戒免職処分になった。

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「発進時の安全確認、運転操作手順の検討」などでは踏み間違いを防止することはできません。これはただの言い訳に過ぎません。

動画出典:YouTube

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