最新遮光ヘッドライトについて

25 11月 2020

トヨタ自動車が安全装備の一部として販売している、アダプティブ・ハイビームというのがあります(小糸製作所製)。

実はわたしが普段乗りしているミライにも自動ハイビームシステムというのがあって、夜間は常時ONにしていますが、対向車や先行車のライトをカメラで認識するようになっているため、都市部では事実上、あまり使えないシステムになっています。しかもその作動状況は、帯に短し襷(タスキ)に長し、写真で言えばピンボケのような感じです。つまり、まだるっこしさがあり、手でやった方が細かくできます。勿論、面倒くさいです。

その点、アダプティブ・ハイビームは、どうなんでしょうか?

まず、トヨタ自動車のプロモーションビデオを見てみましょう:

動画出典:youtube トヨタ自動車

これすごいね。LEDの光を角度がついた回転反射ミラーに反射させて照らすんだね~。さらに光の残像を使うとか。誰が考えたのか、頭いいね。

ブレードスキャン方式とか言うらしいです。小糸製作所凄いね~、賢いね~。

動画冒頭でいっていましたが、自動ハイビームシステムでは、ハイビームの使用率が約20%に留まるのに比較してアダプティブハイビームでは、約85%だそうです。これはすごい。

画像出典:Wikipedia トヨタ自動車

本来クルマは、その速度から常時ハイビームで走らなければならないものです。しかし、対向車にしてみれば本当に眩しいし、光源の周りは生理的に見えなくなるために危ないです。後続車がハイビームにしても、ルームミラーに反射して眩しく、イライラします。

アダプティブ・ハイビーム・システムは素晴らしいと思います。一部の高級車ばかりではなく後付できる装置を売り出すべきです。勿論、小糸製作所ならすぐできるでしょうが、トヨタがそれを邪魔するでしょうね。安全のためにやって欲しくないですね。

その昔、3点式シートベルトをVOLVOが無償で特許公開したことをトヨタさん知ってるでしょ。

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