運転の原点

23 1月 2021

オートマ車の運転は簡単なもんです。エンジンかけてブレーキ踏みながらギアをドライブに入れてパーキングブレーキを外せばそれで走りだせます。セルを回す間アクセルを操作する必要もありません。しかし、昔のクルマはそうはいきません。

わたしは昔カワサキW1Sスペシャルという自動2輪車に乗っていました。これは、先ずエンジンスタートからして大変でした。

・・・セル・モーターなんて便利なものは、勿論ついていません。だからチョークを引いてガスを濃くし、ティクラ(ティクラーは:キャブレターのフロートバルブを強制的に開いて、フロートチャンバーからベンチュリ内に燃料を溢れさせて混合気を濃くする。キャブレターに備えられた棒状あるいはボタン状の操作スイッチを押し込むことで作動し、スイッチの先端がキャブレターのフロート室内にあるフロートを押し下げてフロートバルブを開く 以上Wikipediaより)を数回押してフロートを押し下げてキャブレターに強制的にガソリンを送り込みます。なお、ガソリンを送り込み過ぎるとガスが濃くなりすぎて、却ってエンジンはかかりません。

そして、キックスタートです。これも一回でかかったことないです。 ブルンとエンジンが始動したら、素早くアクセルを煽ってエンジンが止まらないようにします。

さて、次の動画は、三菱重工製3輪自動車の動画です:

動画出典:youtube

なんか運転がとても難しそうです。でもこれなら絶対に「ペダル踏み間違い」なんておこさないですね。

とすると、すぐに頭をよぎるのはあの東池袋踏み間違い事故、飯塚幸三被告の事故です。ご遺族は刑事裁判の他に飯塚被告に対して民事裁判を起こしたそうですが、わたしから言わせていただくと、ペダル踏み間違いを起こすようなクルマを作ったメーカーに対して何故訴訟を起こさないのかと?

動画出典:youtube

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昔のクルマの運転方法に戻ります:

 

動画出典:youtube

どうですか、クルマは89歳の高齢者(東池袋踏み間違い事故運転者 飯塚幸三被告)でも非力な女性でも運転できるくらい便利になったが、新たな問題も出てきています。

一方、「自動運転」のような技術も出てきていますが、障害物センサーが機械である以上、誤作動や誤認識は避けて通れない問題です。誤作動、誤認識の判断ができるのは人間か人工知能です。人工知能が搭載されるまで「完全自動運転」は不可能です。

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