水素というのは、気体です。でも貯蔵するには気体のままではいくら圧縮しても経済的ではありません。それで液体にする必要があります。液体にすれば体積比で約1/800くらいになります。ところが水素が液体になるのはマイナス253度だそうです。半端じゃないです。
これがなかなか大変で、ご存じだとは思いますが電気で冷やすのが一般的ですが、三菱重工では、次の冷却方法です:
イワタニ産業では、液化LNG(マイナス163度)を使って冷やし、そこからマイナス253度まで電気で冷やすそうです(特許登録されています)。
そして、オーストラリアで褐炭から水素を作って日本に運ぶプロジェクトが実現し、その水素を液化して運ぶ専用船(川崎重工)が就航しました:
動画出典:YouTube
わたし思います。国の基幹エネルギーを他の国に依存するのは間違いだと思います。これからは、再生可能エネルギーを使って水素の電気分解をし、水素を基幹エネルギーにしていかなければならないと思います。決してCO²云々の話ではありません。盛大に石炭エネルギーを使って発電しつつ、水素発電に変えてゆくのがいいと思っております。
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