8月一発目は、「ギア」について考えてみます。
電車の運転台を覗いてみると、運転台には、ブレーキとアクセルしかついていません。
電車のアクセルとブレーキは:
アクセルとブレーキのコントローラーを 総称してマスターコントローラーと言います。略してマスコンです。 で、大まかに分けて2タイプあります。 一つはアクセルとブレーキが別のハンドルに なっているもの。アクセルにあたるものはノッチと呼ばれたりします。 もう一つはひとつのハンドルでアクセルと ブレーキの働きをするもの。奥に倒せば倒すほどブレーキが強くかかり、ニュートラルが あって、それより手前に倒せば倒すほど 電車は加速していく、というものです。
ID非公開さん
2005/5/8 23:47より抜粋
ということは、ディーゼル機関車にはアクセルと何らかの変速機、そしてブレーキがあると思われます:
動画出典:YouTube
ディーゼル機関車は、オートマチック変速機がついています。
要するに、ギアというのは、エンジンがついている乗り物に絶対に必要なものです。
何故なら、エンジンは、高回転にならないと力(トルク)が出ないという性質があるからです。
でも、出足から高回転にするわけにはいきませんのでクラッチというものをうまく使って滑らせながらギアとエンジンを結び付けます。ドイツのカールベンツさんが発明した自動車エンジンは、今や日本で開花して最高の芸術作品の域まで達しました。
それで、電気自動車は、モーター+電気ですから、最初からピークトルクが出るわけです。
で、ギアの話に戻ります:EV車では、だから前進・後進のギアしかない訳です。トヨタ車ではBレンジというものがあって、これは、一種の電気スイッチであり、モーターからジェネレーターモードに切り替わるわけです。すなわち、発電モードです。
EV車と言えば、わが国ではニッサン・リーフが代表例ですね。
このリーフ、売り上げが急激に落ちているそう:
WEBCGの記事より:
スペック的にはお買い得なのに? 「日産リーフ」が苦境を迎えている理由
2021.02.24
2019年から4割減
欧州や中国では、電気自動車(EV)の販売台数が爆発的に伸びている。ところがわが国では逆に、EVの販売台数が急減している。「ホンダe」が出たり、「マツダMX-30 EVモデル」が出たり、つい先日は「テスラ・モデル3」が衝撃的な値下げを発表したり、世を挙げてEVブームみたいな気配だが、実は日本ではメタメタなのである。
原因は、日本におけるEV販売台数の大部分を占める「日産リーフ」が、急激に売れなくなったことにある。
2020年のリーフの年間販売台数は、約1万1000台。2019年には1万9000台売れていたので、一気に4割も減った。
これは日本だけの現象ではない。2020年上半期のリーフのグローバル販売台数は、前年同期比マイナス47%という大敗北となっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“イメージ”はこわい
では、なぜ国内でリーフが売れなくなったのか。これに関するデータは皆無だが、いくつか理由を推測してみよう。
まず第一に、「リーフのバッテリーは劣化が早い」という説(?)が、急速に広まったことだ。
この説の震源地は、初代リーフの初期型だが、実際のところ初代リーフの初期型は、バッテリー容量が低下し、満充電から100kmも走れなくなった個体が少なくない。
もちろんバッテリーのコンディションは使用環境に大きく左右されるが、初代リーフは、10万km走るとバッテリー容量が30%落ちると考える必要があるようだ。バッテリー容量の毀損(きそん)はEVの価値そのものの毀損。一部にせよそういう個体が出たことで、初代リーフの中古価格はメタメタになり、それが現行型の中古価格にも波及し、新車販売にも大きな影響を及ぼしているのだろう。
実を言えば、テスラのバッテリーは綿密なる水冷温度管理システムを持ち、リーフにはないという事実を私が知ったのは、ほんの1年前のことだ(2021年中ごろ発売の「アリア」にはあるそうです)。テスラのバッテリーは25万km走っても、容量低下は10%以下だという。そんなこと、全然知らなかったのです。申し訳ありません。多くの皆さまも私同様、最近になってその事実を知ったのかもしれません。
(文=清水草一/写真=日産自動車、本田技研工業、上汽通用五菱汽車/編集=藤沢 勝)
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ギアの話がEVバッテリーの話になりましたが、ニッサンのe-powerは売れているそうですよ。
日産のe-powerは、「シリーズ方式」といわれるエンジンがバッテリーへの発電のみに使われる方式であり、トヨタなどが採用する「パラレル方式」とは異なります。
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