2016年5月テスラS3死亡事故、NHTSAの公式見解

26 1月 2017

NHTSA

NHTSAというのは、NTSB(米国国家安全輸送委員会)の下部機関であり、National Highway Transport Safety Administaration(国家高速道路安全輸送庁)という公的機関であります。高速道路での交通事故などの原因調査を行い再発防止に努めます。2016年5月、アメリカペンシルバニア州で発生したテスラモーターカーのS3というモデルで 州間道路(インタステート ロード)をレベル2自動運転中に道路を左折横断していたコンテナ運搬用トレーラーにノーブレーキで衝突した事故です。下記を参照願います。

高速道路 16号FH018予備調査報告書

NHTSAの公式見解とはまた別に、わたしのこの事故に対するテスラモーターに対する疑問点は次の2つです。

1.<テスラの自動運転に対する宣伝は良くない>

テスラを始めとする現在の『自動運転』なるものはレベル2という自動運転中、常時運転者のモニターが必要となる(自動運転の前提条件)いわば『半自動運転』であるにも拘わらず、そのことに対するメーカーの告知がないために消費者が自動運転機能に対して誤解している部分があります。すなわち、レベル4と誤解しているフシがあります。レベル4は、いわば、乗員が電車の乗客になるレベルです。

2.<ミリ波レーダーは何故作動しなかったのか?>

事故車両テスラS3には、障害物検知センサーとしてカメラとミリ波レーダーが装備されています。事故現場では、強い逆光に向かって走行していたことが判っているのでカメラが役に立たなかったことは解っています。しかし、それではミリ波レーダーはどうなったのでしょうか?何故作動しなかったのでしょうか?

このNHTSA事故調査報告書を下記に転載しますが、いずれ全訳いたします。

INCLA-PE16007-7876

 

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画像出典:Wikipedia 右は テスラモデルX の踏み間違い事故

 

 

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