速報!横浜上大岡の小学生死亡事故の88歳運転者、処分保留で釈放

16 2月 2017

2016年10月28日の朝に横浜上大岡で発生したこの事故は、本トピックス欄で何回も取り上げたところですが、軽トラック(AT車)がバス待ちで停車していた軽乗用自動車に追突し、はずみで横転登校途中の小学生の列に覆いかぶさったものです。この事故は、商店街の複数防犯カメラによれば、衝突寸前の方が軽トラックの速度が上がっており、『ペダル踏み間違い事故』であると思われます。ペダル踏み間違い事故は、現在の司法体系では運転者の過失により発生するとされ、危険運転致死傷罪で刑事罰を以て裁かれています。2015年12月埼玉県浦和市の女子高生稲垣聖菜さんをペダル踏み間違い事故によって死亡させた81歳男性運転者は、懲役1年6か月の判決で収監されています。

さて、上大岡の事故では、88歳の運転者が『認知症』の疑いがあるということで、事故発生以来認知症の鑑定留置をされておりました。この男性を検察庁は本日2017年2月16日処分保留で釈放しました。警察庁によれば在宅のまま捜査を継続するということですが、『認知症』とはそれほどまでに鑑定するのは難しいということです。家庭ごみを軽トラックに積んで捨てようとしていたとのことですが、自宅への帰り道が判らずに一晩中クルマを運転していたこの男性は明らかに認知症だと思われます。

何回も申し上げているように『ペダル踏み間違いを起因とする交通事故』は、運転者に責任があるのではなく、現行のペダル配置であり、アクセルペダルからブレーキペダルへの踏み換えにその原因があります。

従って、ペダル踏み間違い事故で運転者にその責任を求めるのは間違いです。

マスコミは、このペダル踏み間違い事故をあたかも『高齢者』であるからだという論調を張っています。大きな間違いです。ペダル踏み間違い事故は、全ての年齢層の運転者に発生し、警察庁の発表では、2015年統計で25歳以下の若年層の発生数が75歳以上の高齢者層の発生数を上回りました。

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左:横浜上大岡小学生死亡事故の現場    右:埼玉稲垣聖菜さん死亡事故の現場

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左:上大岡小学生死亡の運転者(88歳)   右:埼玉女子高生死亡事故の運転者(81歳)

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左:亡くなった稲垣聖菜さん        右:事故現場での稲垣聖菜さんのお母さん

画像出典:Wikipedia

上の写真には、本当に胸を打たれます。こんな若くて美しい子がなんで死ななければならなかったのか・・・・。僅か15歳でした。運転者も81歳の高齢者でしたが、この年で交通刑務所に1年6か月です。また、上大岡の小学生は6歳です。心の底から怒りを感じます!自動車メーカー!あなたの責任です!

 

コメント

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