Boeing 懐かしい名前です
昔の名前で出ていますみたいな感じです。そのBoeingが新しい機体、B787-800のテスト飛行と宣伝を兼ねて面白いことをしました。以下:
【ニューヨーク共同】米航空機大手のボーイングの航空機が、米国上空でのテスト飛行で22州を飛んで自らの機体の輪郭を「一筆書き」し、話題を集めています。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が2017年8月3日報じました。
この航空機はボーイング「B787-800」。テスト飛行のため西部ワシントン州シアトルの自社空港(ボーイングフィールド)を離陸し、18時間(大野註:凄い航続距離です)後に同じ空港に戻った。
ボーイングの広報担当者は同紙に「テストを行ったチームは創造的で、22州の上空を飛んで機体の輪郭を描いた」と話しました。
面白いこと考えますね。アメリカのように国土が広いからできることですね。日本でやろうとしても国土からはみ出てしまいますね。日本の本土は大体カリフォルニア1州と同じくらいの広さです。
2000年頃の話になりますが、わたしもここシアトルのボーイングフィールドに隣接する訓練施設(フライトセイフティ・ボーイング)でボーイングB737-400の訓練を受けたことがあります。ボーイングは当時、シアトルに本社がありました。今はシカゴにあるようです。
画像出典:Wikipedia
画像出典:Wikipedia B737-400
B787-800
B787-800は、就航までに随分手間取った機体です。通常なら油圧機械式だった部分を相当数電動式にしています。そのためリチウムイオンバッテリーを搭載し、初期にはバッテリーからの発火、発煙で随分トラブりました。ボーイングはそれを全部日本のユアサバッテリーの所為にしました。ずるいです。ANAが設計段階から参加しており、また、機体構造の70%は日本製です(カーボンファイバーなど、翼や胴体)。
画像出典:Wikipedia 上段左:窓についている楕円形のガラスは、ヘッドアップディスプレイです。下段左:ANAはロールスロイス(Trent1000)のエンジンを使っているようです。JALは、GEnxエンジンです。
画像出典:Wikipedia Boeing 737、767、777との大きさ比較ですね。解りやすい。
2017年現在、三菱のMRJ(三菱リージョナルジェット)76席~88席、エンジン2基の機体ですが、FAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得中です。余談ですが、FAAかヨーロッパ航空安全局(EASA)の型式証明を取得しない限り、世界で航空機を販売できません。
画像出典:Wikipedia 三菱MRJ
支那の航空機、2017年に初飛行に成功したC919などはいくら宣伝しても世界では売れません。多分支那国内だけの販売になるでしょう。ただし、西安MA60(新舟60)という支那製造の双発ターボプロップ旅客機は、ウクライナ(ロシア)のアントノフAn-24という機体をまんまコピーしたものですが、「仏作って魂入れず」の諺通り、惨憺たる有様(事故多発)です。ただし、エンジンはY-7 200A(ロシア製ヤク)エンジンをカナダ製のP&W(プラットアンドホイットニー)に換装しています。支那政府は、自分が進出したい国(例えばインドネシア、支那新幹線の契約を取りましたが3年経っても着工すらしていません。このジャンク飛行機を押し付けられたメルパチ航空は何度も事故を起こしたあげく全部捨てたようです)に無償供与しているのですが有難迷惑です。
画像出典:Wikipedia ウクライナ製アントノフAn-24
画像出典:Wikipedia アントノフAn-24をまんまコピーした西安MA60、上と見比べてください。エンジン、プロペラはカナダ製です。
画像出典:Wikipedia みなさん、この支那製の飛行機には絶対に乗ってはダメです。支那は、発展途上国に無償供給しています。世界中に53機あるらしいです。そのうち支那国内には、31機あるらしいので、残りは以下の通りです。特に 支那に渡航され、国内便に乗る時は:
この国内航空にはお乗りにならないことをお勧めします。
- ブルンジ航空 – 1機保管、1機発注。
- カンボジア・バイヨン航空 – 1機運用
- カンボジア王国空軍 – 2運用
- カメルーン航空 – 3機
- 中国民間航空飛行大学 – 2機運用
- 中国聯合航空 – 1機運用、1機保管
- 奥凱航空 – 13機運用、17機発注
- 幸福航空 – 9機運用、21機発注
- 四川航空 – 2機保管
- 武漢航空 – 3機保管
- ヤングアン航空 – 1機運用、9機発注
- コンゴ航空 – 6機発注
- ジブチ空軍 – 2機運用
- マッサワエアウェイズ – 1機運用
- エリトリア空軍 – 4機運用
- メルパチ・ヌサンタラ航空 – 12機運用、2機墜落
- キルギスタン航空 – 3機発注
- ミャンマー・ナショナル航空 – 2機墜落、1機は貨物用
- ネパール航空 – 1機運用、1機発注
- CDSレジナルエクスプレス – 4機発注
- エアコンゴ – 4機運用
- スリランカ空軍 – 2機運用
- タジキスタン航空 – 1機運用
- リアルトンガ – 1機運用
- マーズ RK – 3機運用、MA60を購入する最初のヨーロッパの航空会社である。
- フェリックス・エアウェイズ – 2機のMA600FとMA60を発注
- ザンビア空軍 – 2機運用
- ジンバブエ航空 – 2機運用、1機墜落
支那の人たちが造るものは、「仏作って魂入れず」だとお考え下さい。何故か?自分のものではないので、どう作ろうが関係ないからです。
動画出典:youtube
わたしの好きな竹田恒泰氏にまた、登場してもらいましょう。
動画出典:youtube 竹田恒靖チャンネル
動画出典:youtube
動画出典:youtube C919の意味合いですが、CはChina(支那)、9は永久(えいきゅう)、19は190席だそうです。FAAやEASAの型式証明取得の見込みがないので、世界的には全く売れないと思いますが、なにしろ支那製ですからみなさん気をつけましょう。
蛇足:もちろん、C919は、エアバスA320のフルコピーです。機体サイズ、機体形状、なんでもコピー。エンジンは、勿論GEとスネクマの合弁事業であるCFM製(LEAP-X B737MAXとA320neoに搭載される予定)であり、自国では製造できません。A320を支那で最終組み立てを行っていて、どうもそこからかなりの部分をコピーしたようです。
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