もんじゅ廃炉で政府が最終調整 核燃料サイクル政策見直し必至

13 9月 2016

当Web siteでは、わが国の基幹エネルギーを水素で賄う運動を支援しております。さて、わが国は、何とかして他力本願である石油エネルギーからの脱却を図るべく、原子力利用に着目して1954年3月に当時の改進党中曽根康弘もと総理大臣や読売新聞社主正力松太郎初代原子力委員会らが始めたものです。2016年現在の基幹エネルギーである石油は、当時も今もペルシャ湾からマラッカ海峡を通り、支那がプレゼンスを強めている南シナ海のような危ないところを何個所も通ってタンカーで運んでくるしかありませんでした。その当時の原子力は、本当に夢の次世代エネルギーでした。広島・長崎で経験した原子爆弾から原子力への恐怖があっても、なお日本が生き残るために必要なことと思われていました。核燃料に使用する燃料はウラン238を精製濃縮して得られるウラン235です。しかし、ウランは採掘可能年数が約70年(2016年現在)とも言われ、運転すれば燃料以上の増殖プルトニウムを得られるもんじゅが核燃料サイクル成立のキーでした。しかし、度重なる事故によってもんじゅの先の望みが絶たれ、核燃料サイクルが成立しなくなった現在、これ以上のお金をかけるべきではないと思います。ただ、もう全国で54基(廃炉が決まった福島第一6炉を除き48炉、福島第二は4炉)も作ってしまった現在、使えるものをどうするのかという議論があります。わたしは思い切って全部廃炉にすることが日本のためになると思っています。原発で食べている電力会社の人々を除けば、その他の人々には48炉の廃炉作業だけで十分な仕事量があると思います。さて、もんじゅです。いままでもんじゅにかけたお金は約1兆円を超えます。いま、このもんじゅが廃炉になろうとしています。遅きに失したなーと思うのはわたしだけではないと思います。このトピックス欄をお読みになっている皆さま、どうぞ来るべき水素社会に向けて力を合わせて進もうではありませんか!

 

5c27df3ab0f894e161957acb76bd4aec img_0

もんじゅ 画像出典:Wikipedeia

 

 

30

もんじゅ所在 出典:Wikipedia

 

250px-yasuhiro_nakasone_in_andrews_croppedmain_001

 

 

 

 

 

 

 

中曽根康弘元首相(2016年9月ご存命中)   正力松太郎初代原子力委員会委員長

 

 

 

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL