レベル4自動運転に対するアメリカ運輸省の見解

05 9月 2016

the California Department of Motor Vehicles has released a proposal that would require drivers to be present in self-driving vehicles in the state.(出典:TC NEWS Posted by

the National Highway Transportation Safety Administration (NHTSA) has ruled that the software behind some automated cars should be considered the driver. (出典:TC NEWS Posted by ) 国家高速安全輸送庁は、《自動運転自動車のソフトウエアはドライバー(訳注:人間)であるとみなす》との規定を設けました。(訳責:大野)《自動運転車のソフトウエアは人間です》とはどんな意味でしょうか?もし、人間を自動運転のバックアップにすればどんなレベルの自動運転も可能になります。でもそれは《自動運転》でしょうか?ボーイングB777の自動着陸(Auto Land)の様子をちょっと実況してみましょう。よくクリティカル11ミニッツといわれるように進入開始から着陸までの11分間によく事故が起こるといわれています。パイロットが最も集中力を発揮する時間です。で、ここを自動着陸でやってみると(実際には、横風成分の制限とか機体についている装備の制限とかいろいろありますが)、パイロットは計器と外(見えれば)をモニターしながら操縦桿には触らずにいつでも自動装置をオーバーライドできるように準備しています。具体的には、進入角度が適正か、滑走路から外れていないかエトセトラです。たった11分間だからできるのですね。自動車運転における自動運転のモニターはそうはいきません。高速乗ったら大体1時間は走ります。人間はこの1時間続けて集中できません。そのとき、自動運転していて、ちょっと集中力が切れて、ボッーとしているときに急に自動装置が調子が悪い、自動運転変わってくれ、といわれて替われますか?アメリカの運輸省が自動運転に対して出した回答がこれです。そして最も大事なことをいいます。《自動運転の人工知能はドライバーです》という意味は、レベル4自動運転中に事故が起こったら、運転者の責任ですといっている訳です!!

 

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自動運転中に何かを読んでいる人。クルマはテスラ(出典:Wikipedia)

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計器着陸のイメージ(出典:Wikipedia)

 

 

 

 

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