トヨタ T-connect のキモはDCM

29 8月 2016

そもそもT-connect(ティーコネクト)とは、カーナビ端末にDCM(Data Communication Module)と呼ばれる機器を装着し、トヨタのスマートセンターという施設と相互通信機能をもたせたものであり、トヨタのクルマを購入した顧客に対する有料サービスです(契約初年度無料、2年目から¥12,960/年)。もちろん、望まなければDCMを装着しなくても構わないようになっています。また、スマホでも対応できるようになっています(こちらは基本無料ですが、スマホをカーナビ代わりに使う場合は年額¥2,500)。DCMを装着した場合の基本サービスは、❶マップの自動更新❷24h、365日対応のオペレーターサービス❸事故緊急時の緊急車両手配(エアバッグの展開が通報されます)❹クルマの盗難に対する位置情報の把握❺渋滞回避❻車検・定期点検などの手配(この情報の詳しいことは:http://tconnect.jp/pages/pdf/service_list.pdf をコピペしてみてください) などです。そして❸、❹は、特にクルマの電源を入れた途端にトヨタへ情報が送信されるようになっています。これは非常に便利な機能ですが、別の見方をすれば、クルマを運転してどこどこに行ったというような個人情報がすべてトヨタに通報されるということでもあります。トヨタでは勿論、セキュリティ対策を厳重にしていると思いますが、巷では顧客情報などの個人情報が流出したりする事件が相次いでいる折り、最大限の注意を払って欲しい部分です。トヨタでは、T-Connectの契約書の最後に虫眼鏡でしか見えないような小さな字で顧客は、『情報提供に同意する』と書いてあります。これは例えば自動ブレーキ、自動運転全般にわたって、最終的な責任はすべて運転者にありますと書いてあることと同じです。宣伝文句と実際はホントは違うんだよというところでしょうか? (トヨタに対する情報提供は、わたしは個人的にはイヤですが)

わたしのミライは、購入仮契約以来1年8か月待って神奈川トヨタで購入いたしました。そして購入する際、DCM付きのミライ専用ナビは高価(¥330,480 たかがナビですよ!? ただ、通常5万円くらいする取り付け料は無料にしています)なので中古品を購入して装着し、水素ステーションの場所はスマホ対応の『ポケットミライ』のアプリで確認するからと販売担当者に申し上げて購入した関係上、ちょっと納得できない状況です。

2016年8月29日午前11時45分、トヨタお客様相談室のナビ担当者様から『T-Connectがミライ専用機を装着しないと何故使えないのか』という質問に対する回答がありました。以下、回答です:

『ミライはDCM付きの専用機を装着しないとT-Connectには入会できないようになっています。また、この際、DCMを後付しても同様に入会できないとメーカーとして決めています』

とのことでした。何故ミライナビDCM付き専用機でないとT-Connectに入会できないのかについて明確な理由は不明です。また、文書で回答することも拒否されました。31日以降、販売店である神奈川トヨタから回答させるというご案内でした。さて、今後どうなるか検討いたします。

2016年8月29日午後3時半ごろ、ミライ販売店神奈川トヨタの担当者上司から電話があり、自宅まで謝りに来たいと連絡がありました。ただし、DCM付きミライ専用ナビを購入しないとT-Connectに入会できないことを告知しなかったこと文書にはできない旨のお話しをされました。結局、謝るだけでなにもなしという結果に終わりました。これ以上担当者を責めても仕方がないので、これで収めます。

 

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イメージ提供:トヨタ自動車

 

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