トヨタセンチュリーというクルマ

30 8月 2016

日本が誇る高級車です。トヨタ自動車が1967年から製造を開始し、ほとんど基本外形が変わっていない稀有なクルマであり、生産はトヨタ自動車傘下のトヨタ自動車東日本(2012年6月までは関東自動車工業、同年7月1日にセントラル自動車トヨタ自動車東北と合併)が担当し、工程の多くを手作業に頼る形態で限定生産されています。センチュリーはトヨタの象徴である徹底的にムダが排除されたトヨタ生産方式とは相容れない工程が採用されています。カローラの3倍という溶接箇所を熟練工員が溶接し、さらに別の工員が溶接箇所をやすりで仕上げるボディ、専属の作業員4人がグループを組んで担当する組み立て工程、5層コートを5回焼き付けた後に専門の検査員が「鮮映性」という独自基準でチェックするボディ塗装、各職人が担当する本木目パネルや本革シートが採用された内装など手作業が工程の多くを占め、コーチビルダーカロッツェリアが製造する特装車のような車です(記事出典:Wikipedia)。また、歴代の内閣総理大臣の専用車となっており、防弾仕様になっています。また、プレミアセンチュリーとうさらに豪華なクルマも関東自動車工業東富士工場で生産されています。ロイヤルセンチュリーという天皇陛下専用の車両もあり、霊柩車(皇2)も専用のものがあります。このようなクルマを1967年以来ずっと、2016年現在までデザインを変えることなく、49年間も生産されていること尊敬に値します。本当に偉いと思います。日本という国、日本人の底力をつくづくと感じます。いつか死ぬまでにこのクルマの後部座席に乗ってみたいものです。

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トヨタセンチュリーのロゴ(出典:トヨタ自動車)

 

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初代1967年前期型トヨタセンチュリー(出典:Wikipedia)

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2010年型プレミアムセンチュリー(出典:http://century.boo.jp/off/kanto-jidosha/kanto-jidosha-index.html)

 

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2010年型プレミアムセンチュリー後部座席(写真出典:http://century.boo.jp/off/kanto-jidosha/kanto-jidosha-index.html)

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天皇陛下のロイヤルセンチュリー(写真出典:Wikipedia)

 

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皇室の霊柩車ロイヤルセンチュリー(写真出典:Wikipedia)

 

 

 

 

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