テスラCEO燃料電池車を”FOOL CELL(バカの電池)”と呼ぶ理由

18 7月 2016

究極のエコカーと呼ばれるEV自動車(電気自動車)。しかし本当にそうだろうか?EV自動車は、家庭用電源または専用充電器から充電するが、その電気は何処から来るのだろうか?勿論発電所である。世界中の発電所は大抵ウラニウム、石油や石炭を燃やして蒸気を作りタービンを回して発電する。そのとき、原発を除いて大量のCO²を大気中にまき散らす。原発は原発で核燃料を燃やした後には核廃棄物を残す。中国で問題になっている煙霧は、その石炭のせいである。しかも石炭発電所は電力の輸送途中での損耗を防ぐため都市部に近いところに建設される。てすらCEOイーロンマスク氏の主張は以下の通り:マスク氏:我々は、今まで様々な技術を実験的に試してきたが、燃料電池車に向かうべきではないと考えている。燃料電池車で必要となる水素ガスを作るのに要するエネルギーは、燃料電池から得られるエネルギーよりも多いし、水素ガスの貯蔵や輸送も困難だ。信頼性の高い再生可能エネルギーで発電できるEVと比較すれば、燃料電池車にはエコカーとしての勝ち目はないと思う。

なんて考え方がせまいのだろうか?多分マスク氏は、十分に現実を把握して恣意的にEV車に有利なように発言していると思われる。マスク氏は有り余る石油を算出するアメリカ人である。水素は爆発しにくいし(4%~75% 拡散性のため開放性条件では4%にならない)、貯蔵、運搬も容易である。なぜこれが「バカの電池」なのか全く理解に苦しむ。

例えば日本のように石油を100%外国に依存しているような国があることに考えが及ばないのだろう。危ない経路を通って運ばれてくる石油。一方生成するのにコストがかかっても国産で作れる水素は日本のような国にとって朗報である。

 

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