日産が最近(踏み間違い防止装置)を開発したということについて

24 7月 2016

ブレーキを踏むべき状況で万一誤ってアクセルを踏んでしまっても、クルマ自身が誤操作を検知して、衝突防止をアシストします。
ソナーによる障害物検知機能だけではなく、「アラウンドビューモニター」の画像解析技術で駐車枠を検知。万一誤ってアクセルペダルを踏み込んでも加速を抑制します。さらに、ソナーで壁などの障害物を検知し、障害物に衝突するおそれがある場合は自動的にブレーキが作動。クルマが場所や状況を検知して最適な判断を行い、衝突を未然に防ぎます。

※踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)装着車は、ソナーが前4つ、後ろ4つに増えて、より広く検知することが可能となります。(出典:日産自動車)

踏み間違い衝突防止装置と書いてありますが、踏み間違いでも非常に限定された状況、すなわちセンサーが駐車枠を認識できる範囲内の話です。ソナーで検知するのでその範囲は2m以下です。しかし、踏み間違い事故はその96%が走行中で駐車枠から2m以遠のところで発生しています。このような広告をすることは、一種の誇大広告となり消費者に誤解を与えます。また、説明の中に渋滞中のよそ見とありますが、確かによそ見していた時は大丈夫でしょうが、仮にそのときアクセルを踏みこんだ場合には自動システムが解除となって、このシステムは何ら有効性を発揮しません。

 

 

 

日産エルグランドラウンドビュー

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渋滞中のよそ見

 

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駐車枠から2m以内での踏み間違い

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