わたしがクルマの運転免許を取得したのは昭和46年頃です。コラムシフトのトヨタクラウンでした。当時の車はエンジンスタートさえ大変でした。冬の寒い時期はチョークというキャブレターへの空気の流入量を減らす装置などが付いていたのです。自動2輪車のカワサキW1Sなんていうオートバイはティクラなんて言うキャブレターに手で直接燃料を送る装置がついていました。縦列駐車するとき車体を停止した状態でハンドルを据え切りするときなど両手でも回しきれませんでした。また、激しい渋滞のときなどクラッチが過熱してクラッチ板が焼き付きを起こしそうになりました。
初期のクルマは、両手両足を使って運転しなければなりませんでした。特に両手はかなり忙しく、足ではできない操作が沢山ありました。
アクセルは足で操作する理由がありました。
ところが1960年になってトヨペットクラウンがオートマティック車を発売しました。突然左足を使わなくても運転できるようになりました。
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