オートバイのハンドシフト(手動変速)について

30 9月 2018

オートバイ(自動二輪車)のギアは通常左手でクラッチを操作し左足でギアを操作します。これは世界中で共通です。ところがその昔、アメリカでハーレイダビットソンという自動二輪車があり、1930年代では手動変速(ハンドシフト)、左足でクラッチ操作が通常でした。2018年現在のマニュアルシフトの四輪自動車と同じ方式です。以下ハーレーダビッドソンドットコムからの記事です:

昔のハーレーには「ハンドシフト」なる操作方法があった

オートマ限定免許ならいざしらず、オートバイ乗りである人であればクラッチやシフトについて知らない人はいないと思います。それではシフトチェンジはどうやってするものなのでしょう?「手でクラッチを握ってフットペダルで変速する」これが正解です。しかしハーレーの場合、その答えだけでは不十分です。昔のハーレーには「ハンドシフト」なる操作方法があったからです。正しくは「フットクラッチ/ハンドシフト」。これを実際やったことのある人はあまりいないと思います。

ハーレーのハンドシフトの仕組み

ハーレー・ハンドシフトこのハンドシフトとは、フットペダルでクラッチを操作してタンク脇のシフトノブを左手で動かしてシフトするというものです。クルマのシフトと基本は一緒といえば分かりやすいと思います。ナックルヘッドやパンヘッドでおなじみの純正ハンドシフトのクラッチは前後に踏み込むことのできるシーソーペダルで、後ろに踏むとクラッチが切れ、前に踏み込むとつながるという仕組みになっています。当時最大のライバルであったインディアンのハンドシフトは、後ろに踏み込んでつながるもの。このあたりにもライバル関係が見て取れます。この純正クラッチはペダルが戻らずにどの位置でもロックするため、ロッカークラッチとも呼ばれています。どちらにしても走行中にハンドルから手を放して操作をしなければならないなどというのは、経験のない現代のライダー諸兄にとっては信じられないことでしょう。このハンドシフトにもいくつか種類がある。タンクにシフトノブがついた最も一般的なタイプはタンクシフトと呼ばれ、これに対してポリス仕様はシフトのリンケージがフレームに取り付けられていました。またこのポリスシフトはクラッチペダルがシーソータイプのロッカーでなく、踏み込むと切れてスプリングで戻るクルマと同じタイプで、ノンロッカークラッチとも呼ばれています。チョッパーはほとんどがこのノンロッカーです。

なんでわたしがこの記事を投稿したかというと、ハンドシフト・ハーレーダビッドソンは、左足ブレーキシステムに共通する特質があるからです:

つまり、このハンドシフト・ハーレーダビッドソンは2018年現在、すぐ乗ってみてといわれてもオートバイの免許を所持していて乗ったことがない人でも「すぐ乗れる」からです。それって運転方法が違うクルマでも同じではありませんか?

左足ブレーキに関する質問で一番多いのは、「慣れれば乗れるね」というものです。でも違うんです。すぐ乗れるのです。

これは近い将来九州大学でのシミュレーター実験で実証するつもりです。

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL