ニッサンバイオエタノール燃料電池車について(2020年発売予定)

15 8月 2016

先ず、バイオエタノール燃料電池車とは、トヨタミライやホンダクラリティとは違う方式の燃料電池車です。ミライやクラリティが水素ステーションから水素を充填し、燃料電池スタックに水素を供給して発電するのに対しバイオエタノール燃料電池車は、植物油由来のバイオエタノールを給油して車体の中にある改質器で水素に変換するのです。水素と炭化物に分離するとなっていますがその他の排出物については良く解りません。いずれにしてもバイオエタノールステーションで給油しなければならないので、タンクが空になると思われます。また、バイオエタノールをガソリンと混ぜて燃料として走る車両も実用化されており、ガソリンにバイオエタノール燃料混ぜたものを給油できる燃料スタンドもできています。ただ、車体搭載の改質器でバイオエタノールを改質して水素を抽出する際、CO²を排出します。ニッサンはこれをバイオエタノールはサトウキビから生成するためプラスマイナスゼロと説明しているが、詭弁のような感じがします。CO²を排出することは間違いありません。何故ならサトウキビが生育する過程でどのくらいのCO²を吸収してバイオエタノールを改質するときにどのくらいのCO²を排出するか量的には何の説明もありません。ただし、バイオエタノール燃料もサトウキビなどから生成できるので国産で作れるようになることも大きな朗報です。ただ、この方法で大規模発電ができるようになるかは未知数であり、自動車専用になるのかもしれません。(出典 写真とも:日産自動車)

 

l_rk_160808_nissan01

 

1081932

 

rk_160808_nissan02

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL