ミライ VS クラリティ

24 10月 2018

2018年現在、燃料電池車HONDAクラリティは実質262台しか売れていません。このため、HONDAは早々に燃料電池車に見切りをつけて、PHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)に転換してしまいました。燃料自動車はリース車のみの生産になったようです。なにそれ! ホンダは意地がないのか? トヨタはサスティナブル(維持可能の)社会の実現と銘打って頑張っているよぅ。2018年10月、最近そこかしこでトヨタミライとすれ違いするようになりました。そこで少し意地悪かもしれませんが、トヨタミライとホンダクラリティの諸元比較をしてみることにしました。自動車WEB雑誌MOBYより(2016年10月10日更新記事より):

【FCV(燃料電池車)徹底比較】トヨタMIRAI対ホンダクラリティ FUEL CELL!ライバル車対決

トヨタのFCV「MIRAI」

「MIRAI」はトヨタが2014年に発売した、世界初の量産タイプのセダン型FCV(燃料電池自動車)です。
車名の由来は日本語の「未来」から。
まさにその外観や性能は、未来の自動車そのものです。

性能
最小回転半径m 5.7
FCスタック
種類 固体高分子形
最高出力kW(PS) 114(155)
燃料・タンク
燃料種類 圧縮水素
本数 2本
寸法・定員
全長mm 4,890
全幅mm 1,815
全高mm 1,535
乗車定員名 4

出典:http://toyota.jp/

ホンダのFCV「クラリティ FUEL CELL」

「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」は、ホンダが2015年東京モーターショーで発表した新型FCVです。

ホンダの技術が結集されており、ガソリン車と同様の使い勝手とFCVならではの魅力を持った車として開発されました。

■主要諸元
乗車定員 5名
一充填走行距離(参考値) 700km以上※4(JC08モード走行時、Honda測定値)
充填時間 3分程度※5
燃料電池最高出力 100kW以上
燃料電池スタック出力密度 3.1kW/L※1
モーター最高出力 130kW
水素最高充填圧力 70MPa
エネルギーストレージ リチウムイオンバッテリー
寸法(全長×全幅×全高) 4,895mm×1,875mm×1,475mm
価格※6(参考) 7,660,000円(消費税込み)

出典:http://www.honda.co.jp/

FCVのエクステリアの比較!どちらもスタイリッシュ!

MIRAIのデザインは?

クラリティ FUEL CELLのデザインは?

MIRAI
全長:4,890mm
全幅:1,815mm
全高:1,535mm

クラリティ FUEL CELL
全長:4,895mm
全幅:1,875mm
全高:1,475mm

どちらのエクステリアデザインも、洗練されていて未来的、ひとことで言うと「かっこいい」ですね!
全長、全幅に大きな違いはありませんが、全高に関しては「クラリティ FUEL CELL」の方が少し背が高くなっています。

FCVだからこそ静かで快適!インテリアの比較

MIRAIのインテリアは?

クラリティ FUEL CELLのインテリアは?

「MIRAI」の乗車定員が4人、「クラリティ FUEL CELL」の乗車定員は5人となっています。
定員数の差はありますが、どちらも窮屈さを感じさせない広さを確保しており、長時間のドライブでも疲れません。
どちらも電気モーターで駆動しているので、静粛性の面でも同等の性能を誇ります。

室内空間の広さはパワートレーンの配置がカギ!

MIRAIのシステムレイアウト

トヨタ ミライ 2014年
クラリティ FUEL CELLのシステムレイアウト

従来のFCVでは、燃料電池や水素タンクといったパワートレーンが大きく、その影響で室内空間が狭くなってしまうという問題がありました。

しかし、「MIRAI」ではパワートレーンを床下に収めることで、その問題を解決しています。

同様に「クラリティ FUEL CELL」もパワートレーン全体を小型化して、ボンネット内に全て収めるという方法で解決しており、その燃料電池は従来型より30%小型化されているにもかかわらず、60%もの出力向上に成功しています。

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これは、やはり企業の社会に対する考え方の違いともいえるようです。2018年10月、米国とイランの関係が石油価格に大きな影を落としている現状で、サウジアラビアの記者が殺害され、アメリカのトランプ大統領はサウジアラビアを激しく非難しています。最大産油国のサウジアラビアが今後国際社会でどのようになっていくのか解りませんが、ほぼ石油全量を輸入に頼っている日本は、大きな影響を受けるでしょう。水素こそがわが国が独立独歩で立ち上がっていく要になり得ます。国産で生産できるからです。みなさんトヨタを応援しましょう。

 

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