カールベンツ夫人ベルタが夫に内緒でパテント・モトール・ヴァーゲン3号車で辿った道です。
往 路
マンハイムからプフォルツハイムまでの約104km。
マンハイム、フォイデンハイム、イルフェスハイム、ラーデンブルク、シュリースハイム、ドッセンハイム、ハイデルベルク、ライメン、ヌスロッホ、ヴィースロッホ、ミンゴルスハイム、ランゲンブリュッケン、シュテットフェルド、ウブスタド、ブリュッサル、ウンターゴロンバッハ、ヴェインガーテン、ゲッティンゲン、ベルグハウゼン、セリンゲン、クラインシュタインバッハ、ヴィルフェルディンゲン、ケーニスバッハ、スタイン、アイシンゲン、プフォルツハイムを通るルートです。
復 路
プフォルツハイムから折り返してマンハイムまでの約90km。
プフォルツハイム, ブラウシュロット、ブレッテン、ゴンデルシェイム, ヘルムシェイム、ハイデルシェイム、ブルッフザール、フォルスト、ハンブルケン、ヴィーゼンタル、キルラッハ、ライリンゲン, ホッケンハイム、タルハウス、ケッチュ、シュヴェツィンゲン、フリードリッヒスフェルド、ゼッケンハイム、マンハイムを通るルートです。
彼女は、不安で一杯だったでしょうが、勇気を奮い起こして2人の息子を連れて旅立ちました。39歳のときですから息子たちも結構大きくなっていたのでしょう。パテント・モトール・ヴァーゲン3号車には変速ギアがついていなくて、坂を上れなかったとのこと。そのときはこの息子たちがクルマを押したのでしょう。
ワインをつくるためのブドウ畑にある農道を通ったり、マンハイム城下町の石畳の道路を通っていったようです。パテント・モトール・ヴァーゲンの1号車、2号車は鉄製の車輪にソリッドゴムでしたが、3号車は木製の車輪を使ったという話もあります。ブドウ畑の農道は馬車に使う木製車輪が良かったのかも?
画像出典:Wikipedia 左:マンハイム宮殿 右:カールベンツ博士博物館
画像出典:Wikipedia 左:ハイデルベルク城とアルテ・ブリュッケ右:ハイデルベルク印刷機本社
画像出典:Wikipedia 左:ヴィースロッホにある世界初のガソリンスタンドの跡 右:ブルッフザール城
画像出典:Wikipedia 左:ブレッテンのフィリップ・メランヒトンの館 右:シュヴィツィンゲン城の赤のモスク(へー、モスクねぇ。ドイツでねー?イスラム教の人がいっぱいいるのでしょうか?)
ベルタ・ベンツが夫の発明した自動車で、2人の息子とたどった道。わたしもいつかビンテージのベンツで辿っててみたい道です。
トラックバックURL