わたしにパソコン全般を教えてくれている先生が、かねてからお願いしていた改修版『大野式左足ブレーキシステム』のイラストを描いてくれました。本装置は、アクセルペダル及びブレーキペダル共にオルガンペダル式のペダルとなっており、下部の黒色部分に左、右踵を乗せるようになっています。アクセルペダルは右足で、ブレーキペダルは左足で操作するようになっています。運転中は常時足をペダルの上に置くような構造になっています。ブレーキペダルは意図的に操作しない限り足を乗せておいても半ブレーキにはならない構造となっており、それはアクセルペダルでも同様です。今後、特許事務所と詳細について打ち合わせを行い、特許取得について、どのような方針でいくべきか検討する予定です。左足ブレーキというのは、現在のペダル配置でも実施している人がかなりの数いますが、ブレーキは右足で操作するようになっているために、左足でブレーキを操作しようとすると、かなり体幹が右寄りとなり、操作しずらいばかりではなく、衝突時にシートベルトが正しく作用しない恐れがあり、危険とも言われています。また、国産乗用自動車ではほぼ100%ブレーキペダルは吊り下げ式となっており、運転中足を上げてブレーキペダルに乗せて置くのは困難です。また踵を床に着けてブレーキペダルを操作しようとすると、操作を行う意図がなくても半ブレーキ状態になることが多いと考えられます。左足を完全にブレーキペダルから離して必要な時に踏もうとする方式も可能ではありますが、やはり現行のブレーキペダル位置では、操作の度に体幹が右寄りとなり、ぎこちなさが伴います。
大野式左足ブレーキシステム イラスト:秋山勝美氏
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