ドリフト走行 ヒルクライム!

12 1月 2021

先ず、何も言わずに次の動画を見てください:

動画出典:youtube

箱根で白煙もくもくドリフト! 競技車両 公道全開! 2014 MH ヒルクライム ③/ Hill climb Hakone Japan

動画中にも出てきますが、02:22頃、「1本走ったら見てくださいこれ! 高価なタイアがまるでダメになっています」。 最高速度220km/h! 箱根ターンパイクですよ。

こんなことに何の意味があるのでしょう? こんなことに命を賭けて何の意味が? このイベントは2014年に開催されました。

この道路では、2016年に「自動車評論家」がポルシェGT3というスポーツカーをメーカーから借りて立ち木に激突、事故死しています。しかも公道上で一般車も走行している状態で事故は発生しています:

繰り返される自動車評論家の“暴走”レポ……「ポルシェ事故死」とメーカー依存メディアの問題とは 2016年4月14日 17:00

かなりスピードが出ていて、追い越していきました。日常生活で見たこともないような速度で、200キロは出ていたのではないかと思います。そのあとで、桜並木の周辺が緊急車両で埋め尽くされていたのを見ました」

ポルシェ大破!森野恭行さん事故死〜続報

画像出典:Wikipedia

高級スポーツカー・ポルシェ911GT3の試乗をしていた自動車評論家が11日、事故死。その直前、現場で車が走るのを目撃していた男性がその様子を証言した。

事故があったのは当日の午後3時ごろで、神奈川・小田原市石橋の有料道路「MAZDAターンパイク箱根」で、自動車評論家の森野恭行さんが白いポルシェを運転中、カーブを曲がる際にセンターラインをはみ出して反対車線側の木に激突。車は大破し、森野さんは病院に運ばれるも、死亡した。

現場のカーブは緩やかで、事故が起きやすい場所というわけではなかった。富士山や芦ノ湖、相模湾などを一望できる眺めが人気のドライブコースで、春と秋に交通量が増える。ここの制限速度は50キロで、目撃者は「この時期は桜を楽しむためにのんびり走る人も多く、私自身も40キロぐらいで走っていた」という。これを、猛スピードで追い越していったのが森野さん。警察の現場検証でも「スピードの出しすぎが原因」とみられている。

森野さんは、自身が書いている車雑誌でのレビューのために出版社から借りてポルシェを試乗中だった。同車は最高時速310キロだが、当然そのスピードを出せるのはサーキットだけ。森野さんは「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員も務めた“自動車のプロ”であり、そのことを知らないはずはなかったが、森野さんを知る出版関係者は「各車の仕様についてはかなり詳しかったが、運転技術は高くなかった」という。

「実は業界内で問題となっていたのが、評論家の暴走試乗でした。3月にも別の自動車評論家が、ジャガーの試乗会で伊勢志摩スカイラインをかなりの高速で暴走していたと苦情があったんです。雑誌側が高速走行を指示していなくても、評論家が暴走すればクレームが編集部に届く、ということが続いていたので、森野さんにも暴走を注意するよう何度か伝えてはいたんです」(同)

それでも評論家が暴走をやめなかったのは「自動車メーカーとの絶対的な関係がある」と関係者は言う。

「基本、スポーツカーのメーカーは能力を最大限に引き出すレビューを期待するので、そこから仕事依頼が来る評論家は『軽々200キロ出た』とか、能力自慢を満たす記事を書きたがります。われわれ雑誌側も、メーカーの提供する試乗車や広告で成り立っているので、そこには逆らえない。先日、メーカーの意に沿わなかった評論家が業界から追放されるという事態もあったほどで……」(同)

森野さんがポルシェのご機嫌取りのために異常な速度オーバーをしたのなら、単なる暴走事故とは言えなくなるが、現時点ではメーカーが責任の一端を感じるようなコメントは出していない。

皮肉にも森野さんは、過去にブレーキ力や事故の際の人体への影響を軽減する装置など、ポルシェの安全性を強調する記事を何度も書いていたが、結局は無茶な運転で、むしろスポーツカーの高速走行の怖さを伝え、自身の命と、2,500万円以上するといわれる高級車を灰にしてしまった。(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

 

 

画像出典:Wikipedia

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亡くなった自動車評論家は、53歳。その年で昼間から暴走行為をすることは、本人の倫理意識や反社会性もあるが、そうしなければメーカーや出版社から「仕事を貰えなかったのではないか」という疑問が先に立ちます。

そして、メーカーは時速300km/hもでるスポーツカーを発売し、自動車評論家は、それがどんなにいいクルマであるか命を賭けて試乗してリポートし、バカな消費者は60回ローンを組んで購入、事故で人を殺すという悪循環です。

メーカーは何とか言えよっ!

次の投稿もポルシェGT3の殺人事件ともいえる事故です:

湾岸道路ポルシェ/bBの事故について(東扇島付近)こりゃ殺人事件だっ

みなさん、クルマは危ないものなんです。

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一方、世間では東池袋事故で飯塚被告が裁判で「クルマが勝手に暴走した」と主張したとして炎上していますが、上記の事故と比較してどう思いますか?

事故の性質が違うと仰るかもしれませんが、メーカーの態度や世間一般の自動車に対するコンセンサスが問題であるとは思いませんか?

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