回生ブレーキとは? 電気自動車は脱炭素ではない?

22 5月 2022

今更ですが、回生ブレーキとは何でしょうか?

今までの純ガソリン・ディーゼル車では、ブレーキを操作するとブレーキから発生する熱は環境に放出されて終わりでした。

しかし、電気自動車やハイブリッド車、そして燃料電池車では、ちょっと仕組みが違います。それは、運転者がブレーキを操作すると、走行用電気モーターが「ジェネレーターモード(発電モード)」に変わり車輪からの回転力を電気に変えるということが行われるようになります。そしてその電気は車載バッテリーに蓄電されます。実に素晴らしい発想です❕

なるほど、ワタシのトヨタミライでBモードにギアシフトすると、常時電気モーターがこのジェネレーター充電モードに変わります。ただし、その後アクセルをある程度踏むとすぐに自動でDモードに変わってしまいます。多分Bモードでは駆動力が出ないのでしょう。

動画出典:YouTube

大した発明です。しかし、この回生ブレーキ、モーターを駆動システムに一部乃至は全部使っている車両でなければ使えません・・・。

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ニッサン自動車が100万円の電気軽自動車を発売しました。

EV初の100万円台 電池小型化で価格抑制 | nippon.com

画像出典:Wikipedia

カーボンニュートラルと宣伝していますが、それは違います。

電気自動車は、決してカーボンニュートラルではないです。何故なら、電気自動車の電気は家庭用電源から充電しているからです。ご存じのようにわが国の家庭用電気は、石炭石油火力発電所から作られているからです。トヨタ自動車の豊田章夫社長の試算では、40万台の電気自動車の電気のために夏のピーク時で、原発10基、火力発電所20基の増設が必要になるそうです:

動画出典:YouTube 04:18秒あたりです。さすがトヨタの社長です。

また、トヨタは5分で充電できるという全固体電池の開発では群を抜いてトップを走っています。だから電気自動車でもおそらくニッサンを軽く引き離して走り続けるでしょう。

ニッサンは、カーボンニュートラルなんて軽々しく言わない方がよいのではないでしょうか?

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