遠隔監視&自律走行による大型バスの営業運行、横浜で開始

11 10月 2020

AI(人工知能)が未だ実用化されていない段階で意味があるんですか?

自動運転自動運転とぉ~草木も靡くぅ~ なんですけど、簡単な質問があります。障害物の検知は何で実施しているのですか? 資料*¹を見てみるとどうも、カメラで障害物検知をしているみたいです。

資料*¹ 下をクリックしてください。(先進モビリティ株の)PDF資料です:

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で、障害物の検知を「カメラ」で実施しているのは解りましたが、このカメラは機械ですからもし、故障した場合や雨の夕暮れ時など障害物を認識できなかったときはどうなるんですか?

そう、そのためレベル3って言ってますよね:

■自動運転レベル3とは?

まずは自動運転レベルの各定義のおさらいから。

  • レベル0(運転自動化なし)運転者が全ての運転操作を実施する
  • レベル1(運転支援)システムが前後・左右いずれかの車両制御に係る運転操作の一部を行う
  • レベル2(部分運転自動化)システムが前後・左右両方の車両制御に係る運転操作の一部を行う
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • レベル3(条件付運転自動化)限定された条件のもとでシステムが全ての運転タスクを実施するが、緊急時などシステムからの要請があれば運転者が操作を行う必要がある
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • レベル4(高度運転自動化)限定された条件のもとでシステムが全ての運転タスクを実施するが、システムからの要請などに対する応答が不要となる
  • レベル5(完全運転自動化)限定条件なしにシステムが全ての運転タスクを実施する

自動運転レベル2までの運転主体はあくまで運転者であり、システムは安全運転を支援する装置という位置付けだが、自動運転レベル3になると運転者とシステムが混在して対応することになり、自動運転レベル4からはシステムが運転主体となる。(以上 より抜粋)

今回の横浜相鉄バスの自動運転もモニター役の運転者が運転席に座っての試行となります。そして:

動画出典:youtube

TV撮影のために運転者が運転席にいません! 😡

レベル3であれば、この運転者はずっと運転席にいなければなりません!

次の動画はバスの運転手さんが「自動運転を酷評」してやるぜっと大津プリンスホテルの自動運転バスに乗った動画です。結構面白い:

 

 

 

 

レベル4に移行するためには、「AI(人工知能)」を搭載する必要があります。ご存じのようにAIは未だ実現していません。つまり、自動運転システムが不具合や誤作動を起こしたとき、それを判断してクルマを制御する必要があるからです。このバスの運転者は人間ですが、AIの代わりです。

ユリカモメや横浜シーサイドラインのように専用軌道を走る列車と違って、バスは一般車両(人間、犬猫、自転車、自動車、他のバス、トラック)と混在して走ります。AIがなければ完全自動運転は、まず無理です。

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