自動ブレーキの罠 (1)

15 4月 2017

各メーカーの自動ブレーキの宣伝を見ていると、これを装備すれば如何にも追突事故や踏み換え忘れ事故が防止できるように思いますが、それは錯覚です。下の動画は埼玉県深谷市で発生した『自動ブレーキ』の体験試乗会で発生した事故の動画です。この場合は、体験搭乗者を運転席に乗せてしまい、時速30km/hを超えて運転したため障害物に衝突したものです。

 

動画出典:youtube

また、自動ブレーキには決定的な『欠陥』があります。勿論いい部分もたくさんあります。

欠陥とは、障害物検知のセンサーの問題です。センサーとは、ミリ波レーダー、カメラ(単眼・複眼)、赤外線レーザー、ソーナー(超音波)などがあります。これらは今の技術では容易に誤作動、誤認識あるいは不作動を起こし、その不作動を車両は認識できません。

つまり、最終的な運転に対する責任は、常に運転者が負うことになります。そして、車両がシステムの誤作動や誤認識を感知できなければ、運転者がクルマの制御を即時取って代わらなければなりませんが、運転者がクルマの不具合を認識したときはほとんどその制御の時間はありません。

画像出典:Wikipedia他

 

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