みなさん『自動ブレーキ』を装着すれば(といっても新造車だけですが)あたかも『ペダル踏み間違い事故(ペダル踏み換え忘れ事故)』を防止できると考えておられるひとが多いようです。しかし、それは間違いです。何故でしょうか?:
※1.運転者が運転操作をすると自動ブレーキは解除になります!
∵踏み間違い事故は例外なく運転者がアクセルを最大に操作しています。そのため、車体側は運転者がアクセル操作を行ったと認識して=自動ブレーキの解除となるからです。
※2.運転者が運転操作をすると何故自動ブレーキは解除になるのでしょうか?
2017年現在、自動ブレーキシステム障害物検知の方法は、全て何らかのセンサーです。例えば、ミリ波レーダー、赤外線レーザー、単眼・複眼カメラあるいは、超音波ソーナーなどです。そしてこれらは機械であるがため、必ず誤作動や故障があります。走行中自動ブレーキに誤作動や故障があったときは運転者が車体の制御をとって変わらなければなりません。そのため運転者が運転操作を行うと自動ブレーキは解除になります。
※3.自動装置に誤作動や故障があったとき、運転者はそれを認識できますか?
2017年現在、運転者が自動ブレーキ(自動システム)の誤作動や故障あるいは作動の範囲を知る手段は全くありません。仮に誤作動・故障を運転者に知らせる手段があっても走行中の際どい状況では衝突を回避できる時間はありません。
自動ブレーキで踏み間違い事故は防げません!!
また、自動ブレーキは新車にしか装備されません!2017年世界に何千万台もある自動ブレーキ未装備車はどうするのですか?
画像出典:Wikipedia 左:VOLVO自動ブレーキ記者会見で衝突 右:2013年埼玉県深谷市でのマツダCX5の自動ブレーキ体験搭乗事故
画像出典:Wikipedia
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