またもやペダル踏み間違い事故です。この種の事故を防止するために社会、行政、メーカーは何の努力もしていないように見えます。また、社会的には何の関連も認められないのに、高齢者の認知症の所為にしています。このことには、メディアやメーカーが結託して目をそらせているようにも見えます。
当サイトでも何回も申しあげていますが、ペダル踏み間違い(踏み換え忘れ)事故と高齢者の認知症は何の関連もありません。認知症患者はクルマの運転自体は可能であり、何の問題もありません。ただ自宅への帰り道が解らなくなったり、目的地に到達できないことがあります。また、都市圏ならいざ知らず、地方や郊外では、老老介護などで介護タクシーもおらず自分でクルマを運転して病院などへ行くケースがとても多いのです。簡単に高齢者から免許を取り上げるのはいけません。こういう人たちに死ねというのですか?
確かに高齢者がこの事故を起こす確率は高いものの、2013年に上記の人身事故を起こした運転者のうち20歳代は22%、70歳代が17%、60歳代が15%、30歳代・40歳代・50歳代・80歳代がそれぞれ10%前後です(ニュースソース毎日新聞)。2015年にも25歳以下の若年層のが起こした事故件数が65歳以上の事故件数を上回ったと警察庁が発表しました。
2017年9月3日午後6時45分ごろ、千葉県館山市湊のドラッグストア「マツモトキヨシ館山マーケットプレイス店」に、無職の83歳男性の軽自動車が突っ込みました。店に買い物に来ていた50代と30代の女性が、左腕や背中を打つ軽いけがをしています。
千葉県警館山署によると、車は出入り口付近に正面から突っ込み、ガラスを突き破って店舗内に5メートルほど入ったところで停止しました。店内には数人の買い物客と店員3人がいたということです。男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しています。
画像出典:Wikipedia
この事故も確かに高齢運転者です。しかし、高齢者と踏み間違い(踏み換え忘れ)事故は関係ありません。このことを社会のみなさんに知っていただきたい気持ちで一杯です。本ブログをご覧になり、ご賛同いただければこのことを拡散していただきたいと思っています。
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