UBER自動運転車死亡事故続報

24 6月 2018

UBER自動運転車の死亡事故、NTSBが調査を実施していましたが続報がでました。

UBER(ウーバー)自動運転事故続報(NTSB初期調査報告)

上記ブログ中のNTSB(アメリカ国家安全輸送委員会)初期調査報告書中にある衝突時の様子から抜粋したもの。以下:

自動走行システムのデータが示すところによれば、運転者は衝突約1秒弱前にハンドルを操作した。衝突時の速度は39mph(約62.4km/h)であった。また運転者は衝突後約1秒以下でブレーキ操作を開始した。データは衝突時に自動運転装置が全て正常に作動していたことを示しており不具合表示やそれに類するコンピューター診断はなかった。

以下時事ドットコムより:

(2018年6/23(土) 7:51配信)

衝突時に動画視聴か=ウーバー自動運転車事故

【シリコンバレー時事】米アリゾナ州で3月、歩行者をはねて死亡させる事故を起こした米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車に乗車していた安全要員の女性が、衝突時にスマートフォンで動画を視聴していたとみられることが22日、明らかになった。

ロイター通信などが地元警察の報告書の内容を報じた。

警察が入手した動画配信サービス「Hulu(フールー)」の記録では、女性のアカウントには衝突時までの42分間、番組が配信されていた。車載カメラの映像でも女性が手元に目線を落としているのが確認され、警察は注意が払われていれば「(事故は)完全に回避可能だった」と結論付けている。

米運輸安全委員会(NTSB)が5月に公表した中間報告によると、女性は衝突まで1秒を切ってからハンドルを握り、ブレーキを踏んだのは衝突後だった。ただ、女性はNTSBに対し「自動運転の装置を監視していた」と説明し、スマホ使用は否定した。

画像出典:Wikipedia 衝突時の運転者画像(女性44歳)

さらに:

【シリコンバレー時事】米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車による歩行者死亡事故で、同社が車両の不規則な動きを避けるためとして、コンピューター制御中は緊急ブレーキが作動しないよう設定していたことが分かった。米運輸安全委員会(NTSB)が24日、事故原因調査の中間報告で公表した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・緊急ブレーキが作動しないようになっていた。← とすればこの運転者はそれを知っていて運転中動画を見ていたのか? ということになります。

NTSBの初期調査報告者では、UBERによれば、コンピューター制御モードでの緊急ブレーキは、車体の制御(障害物からの回避など)をするものではないということだ。したがって運転者は、必要なアクションをとらなければいけなかった。(大野註:しかし、約1.3秒で運転者に何ができるでしょうか?)ともあれ自動運転システムは、運転者に対してアラート(警報)を出さないようになっていた。

何故1.3秒前まで歩行者を認識できなかったかこれで理解できます。動画を見ていたからです。

 

コメント

  1. ピンバック: 最近話題の空飛ぶタクシー | ペダル踏み間違い事故防止

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL