左足ブレーキは「危ない」??

30 6月 2019

左足でブレーキ 専門家が警鐘

福井新聞ONLINE

という記事がありました。

わたしは、左足ブレーキシステムを開発し、普及頒布を目指しているのでちょっと看過できない記事です。

先ず、どんな記事か見てみましょう:

「左足ブレーキ」は事故防止の切り札か 「不慣れな人は絶対にしないで」

6/29(土) 18:03配信

福井新聞ONLINE

 ペダルの踏み間違いが原因とみられる高齢者の自動車事故が問題化する中、福井新聞の読者投稿欄宛てに「右足でアクセル、左足でブレーキのペダルを踏めば防げるのでは」という投書が寄せられた。オートマチック(AT)車の二つのペダルを右足で踏み換えている人には疑問符がつく操作方法だが、果たして「左足ブレーキ」は正しいのだろうか。福井県警によると法的には問題ないものの、複数の専門家は「事故につながるため、不慣れな人は絶対にしないで」と口をそろえる。

(大野註)どんあ事故になるのでしょうか?

投稿者の福井県嶺南地域の男性(60代後半)は、20代で運転免許を取得。マニュアル(MT)車からAT車に乗り換えた30代のとき、公道以外で練習を半年以上重ねて「左足ブレーキ」を習得した。以来30年余りにわたり、ブレーキペダルの上に左足を軽く載せながら運転しているという。男性は「初めは急ブレーキになってしまうことも多かったが、今は問題ない。法的に問題ないなら踏み間違い防止になるのではないか」と話す。

(大野註)これは新聞記者が話を拡大させています。最初の2~3回は確かに深く入ることがありますが、すぐ慣れます。

県内の複数の自動車学校によると、投稿者と同じ「左足ブレーキ」のドライバーは高齢者講習などで、まれに見つかるらしい。関係者は「(左足でクラッチを操作する)MT車しかない時代に免許を取った世代に、左足ブレーキの人が多いのでは」との見方で一致する。

県警運転免許課に尋ねると、どの足でペダルを踏むかに「法的根拠はない」。ただし、福井自動車学校(福井市)で教習に使われている教本には、二つのペダルは「右足で踏む」とあり「運転姿勢を安定させるため、操作しない左足はフットレストに置きましょう」と書かれている。

指導員歴約30年という同学校の横山信弘教頭は、左足ブレーキのデメリットとして▽踏み加減が調整しにくい▽二つのペダルを同時に踏んでしまうとブレーキの効きが悪くなる―などを挙げた。国土交通省福井運輸支局の横山淳一首席陸運技術専門官(整備担当)は踏み加減のほかに「左足で頻繁にブレーキペダルを踏めば、ブレーキ多用で利きが悪くなるフェード現象になる恐れがある。また、ブレーキランプの点灯が多いと、後続車のスムーズな走行を妨げるケースもある」と指摘。「左足ブレーキの人がMT車に乗る機会があると、ブレーキペダルの踏み方が大幅に変わってしまう」とも話した。

以下大野:

▽踏み加減が調整しにくい:最初だけです。

▽二つのペダルを同時に踏んでしまうとブレーキの効きが悪くなる:どういう走行状況で2つのペダルを踏むのでしょうか?

▽国土交通省福井運輸支局の横山淳一首席陸運技術専門官(整備担当)は踏み加減のほかに「左足で頻繁にブレーキペダルを踏めば、ブレーキ多用で利きが悪くなるフェード現象になる恐れがある:ほんとに首席陸運技術専門官ですか? なんで左足だと「頻繁」にブレーキを踏むのでしょうか?

NPO法人・高齢者安全運転支援研究会(東京)の平塚雅之事務局長は「踏み間違い防止の観点だけでいえば、左足ブレーキには合理的な側面もある」とする一方で、「それは長年の経験で体が覚えている人だけ。不慣れな人はとっさに反応できず、かえって危険なので絶対にやめてほしい」と指摘している。

(大野註)この意見、むちゃくちゃです:

「それは長年の経験で体が覚えている人だけ。不慣れな人はとっさに反応できず、かえって危険なので絶対にやめてほしい」

(左足ブレーキ)が長年の経験で???体が憶えているだけ???

不慣れな人は咄嗟に反応できず=なにを無茶な。やったこともないくせに酷いですね。

左足ブレーキは咄嗟のときにも反応できます。それはわたしだけの経験ではないと思います。人間は、このクルマのブレーキは左ですといえば咄嗟のときにも反応できます。

根拠のないフィーリングだけでものを言うのを止めていただきたいものです。

 

 

 

 

コメント

  1. みつえ より:

    今日もまた、ペダル踏み間違いの事故のニュースがありました。とても悲しいことです。さて、私は自動車教習所で習った時から、「絶対左足でブレーキを踏んだほうがいいのに」と感じていました。左足を自由に操れるかどうかは、個人差が大きいと思います。それを全ての人の身体能力が同じであることを前提に決めようとするからおかしなことになるのではないか、と。手が右利きでも、実は足が左利きという人もいますし、自分で気づいていないこともあります。訓練で慣れる人もいます。そして私のように、最初からドラムセットを叩いてみたら、できたという人間もいます。両手両足をバラバラに動かしたり、別のリズムを刻むことは簡単でした(ギターなどの弦楽器は壊滅的でしたが)。自動車教習所にドラムセットを置いといて、叩かせてみて、ある程度できる人(特にハイハットに注目)は左足ブレーキが向いていると思います。

    • 大野一郎 より:

      コメントありがとうございます。「左足を自由に操れるかどうかは、個人差が大きいと思います」とのご意見ですが、ドラムセットと「左足ブレーキ」を操ることとは根本的に違うと思います。というのは、遊園地のゴーカートを思い浮かべていただきたいのですが、3歳児でもこちらを踏めば(右)加速して、こちらを踏めば(左)止ると教えれば走れます。つまり、どなた様にも難しいことではないというのがわたしの持論です。どうかよろしくお願いします。 この左足ブレーキ装置は、特許取得しておりまして、販売もしております。どうぞ左足ブレーキシステム販売のページもご覧いただけるようお願いします。https://shop.ono-fumimachigai.com/

  2. ミタ ヒロ より:

    先週息子が車を買ったのですがしばらく運転していると衝突軽減ブレーキの警告ランプがつくためメーカーで調べてもらいました。するとアクセルとブレーキが同時に踏まれているような時間が一定以上続いている形跡があり、システムの警告が作動しているようだと言われました。そこで気になったのが息子の運転を見ていたら左足でブレーキを操作していたので、アクセルを踏んでいるときに左足がブレーキペダルに触れているのではということです(メーカーの話ではその程度でも反応することがあるとのこと)。左足ブレーキを直させた方がいいのか調べていたところこのサイトに来ました。確かに踏み間違えのリスクは少なそうですけどね。

    • 大野一郎 より:

      ミタ ヒロさま
      コメントありがとうございました。先ず、アクセルとブレーキを同時踏みすると、何故衝突軽減ブレーキの警告ランプが点灯するのか解りません。わたしの理解では、障害物にセンサー(ミリ波レーダー乃至はカメラ)が反応して運転者に警告し、運転者がブレーキを操作しなければ自動でブレーキをかけるというものだと思います。このことからアクセルとブレーキを同時踏みして衝突軽減ブレーキの警告灯が点灯する意味が解りません。わたしは、上りの坂道発進などで意図的にアクセルとブレーキを同時踏みすることがよくあります。
      わたしの開発した左足ブレーキシステム(特許第6591111号)は、オルガンタイプのブレーキペダルを採用しており、運転中は常時左足を乗せておけるようにしており、また無意識での半ブレーキ操作を避けられるような工夫をしております。
      踏み換えについては、理論上、アクセルペダルからブレーキペダルへの「踏み換え時間(最高裁判所の判例では、0.8秒プラスマイナスα秒)」が少なくなることは確かです。また、ブレーキペダルを操作する際、「ペダル選択」する必要がないので踏み間違いを完全に防止することができます。

  3. maki より:

    残念ながら、日本は変えられない人が運営しています。特に監督するのが官庁で「○○さんの決めた事に反対するとまずい」とか。特に警察など、体育会系のトコでは今から左足ブレーキ推奨など無理では?と思います。AT免許の創設時の指導要綱・要領の策定時の失敗だと思うのですが。「実は、あれは失敗だった」と今更認めるはずもなく。正直、現状からモノゴトを変えないための屁理屈をひねり出す事にかけては日本の役人は天才的ですから。「一子相伝」しかないかな、と思います。

    • 大野一郎 より:

      コメントありがとうございます。AT免許取得時に教習所では「右足でブレーキ」と教えられていますが、それはそれ、現在のブレーキペダル配置でも左足で操作している人は結構いますし、左足でブレーキ操作を行うことは合法です。 ただし、現在(2021年)の乗用車ブレーキペダルは100%吊り下げ式ペダルであり、操作時は「踏む」より前方に「押す」ようになっています。OT式左足ブレーキでは、オルガン式ペダルで、言葉通り「踏む」ようになっているため運転中常時脚を乗せて置ける構造となっています。このことは安全上大変重要なことで、危険を感じてブレーキを操作する際、「踏み換え時間」なしに踏めますので停止距離が短くなります。 日本には変えられない人達が大勢いても、あなたが変えればいいことではないでしょうか?

  4. ドタキャン より:

    私は左足ブレーキはやりたい人がやれば良いと思います
    たとえば左利きの人が(目立ちたいからなのか?)わざわざ右利き用のギターを弾くことがありますが「誰の迷惑にもならないならどうぞご自由に」という話です

    それをあれこれ理由をつけて「左足ブレーキは良いぞ!」とばかりに押し付けるのは全くもってナンセンスだと思います
    そもそもどんなに運動神経が鈍い人でも免許を取得してすぐ皆と同じように右足でのブレーキができるようになるのですから

    逆にそれが「出来ない」 または「やりたくない」という主張の方に違和感を覚えます

    ドライバーの高齢化問題と無理やり紐づけたいからでしょうか
    高齢者のペダル踏み間違い事故のニュースだけがことさら取り上げられるので勘違いされがちですが ペダル踏み間違い事故の4割以上は20~30代の若年ドライバーによるものだと統計が出ています

    専門家によればペダル踏み間違い事故の主な原因は危険に伴うパニックブレーキと呼ばれるアクセルとブレーキの同時踏み込みとの事なのでむしろ運転経験の未熟な若年ドライバーに事故割合が多いことは合点がいきます

    世の中に普段からブレーキペダルに左足を乗せたままのドライバーがどれだけいるのか解りませんがそれぞれ運転技能に差があるでしょうからべーパーロック現象やデイスクのフェード減少など重大な事故に繋がる危険性を認識していない方も当然いるはずです
    時々見かける「ブレーキランプが点灯したまま加速している車」は「きっと左足ブレーキなんだろうな」と思ってなるべく近づかないよう心がけています

    運転姿勢から考えても明らかに体の中心線の右側に配置されているペダルをわざわざ左足で踏みに行くことに全く合理性がありません
    車が走行中スピンした時など強力な横Gがかかる中でドライバーがどんな不自然な姿勢になっているか想像したくもありません

    スペースは充分あるのだからぺダルの幅が今の倍になればそれこそ左足ブレーキも踏みやすいと思いますがどのメーカーからもそんな車が出てこないのは一体何故なのでしょう?良ければ教えて下さい

    稀に標準的な右足ブレーキを操る方の中にも右足の使い方がおかしな人もいます

    本来右足は踵を扇の要にしてアクセルペダルとブレーキペダルを交互に操作するものですがいちいち踏みかえるような操作をする人
    そういう方はブレーキ右左云々の前にもう一度教習所で再教育されるべきかもしれませんね

    長文失礼いたしました

    • 大野一郎 より:

      ドタキャン様 コメントありがとうございます。おしゃる通りだと思います。
      「スペースは充分あるのだからぺダルの幅が今の倍になればそれこそ左足ブレーキも踏みやすいと思いますがどのメーカーからもそんな車が出てこないのは一体何故なのでしょう?良ければ教えて下さい」

      ワタシの意見ですが、メーカーが最も恐れているのは、現在のペダル配置が欠陥であり付随する「リコール」だと思います。世界中のメーカーが何千万台もの車をリコールするのは不可能です。また初期のATアメ車にはブレーキペダルが非常に大きく、左足で無理なく操作できるものがありました。
      メーカーはもう後戻りができなくなっています。踏み間違い事故が若い人に多いのは知っています。他方、75歳以上高齢者の踏み間違い事故が重大化する傾向があることも統計が出ております。
      ワタシは司法機関も踏み間違い事故を舐めているように見えます。2021年の全交通事故件数30万5千件のうち踏み間違い事故は3千件、0.99%です。ところが死者数は2千6百人中50人です。1.9%。これは、暴走を伴うために重大事故となることが多いからです。
      踏み間違い事故は防止することができる事故です。

      貴重なコメントをありがとうございました。引き続き宜しくお願いします。

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