問題なのは、踏み間違った後、大抵の人はペダルを踏み続けてしまうことです。
踏み間違った当初、ほとんどのドライバーは、反射的にブレーキと思っているアクセルペダルを力一杯踏みこみます。
クルマは当然、最大加速になります。そうなると:
ドライバーの頭は恐怖から真っ白になり、足は突っ張ったまま体が竦んだようになります。
そのため、クルマは最大加速のまま障害物に衝突するまで突っ走ってしまいます。
💦クルマが暴走し始めたら普通:
💦エンジンを停止するとか
💦ギアをニュートラルにするとか
💦ブレーキは踏めないまでもアクセルから足を離すとか
理性が残っていれば上記のこと考えますよね~。しかし、現実は違います。
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このことは、現状のペダル配置に重大な欠陥が潜んでいると考えざるを得ません。 事の始まりは、ペダル踏み換えを忘れて、あるいはもう踏み換えたと勘違いしてブレーキペダルを踏むべきところでアクセルペダルを踏んでしまうことから始まります。
次の画像は、わたしのうちの洗面所です。左側が嗽用のイソジンガーグル、右側が手洗い用の液体石鹸です。そして両方とも液体を出すには手で押すポンプ式です。
そして・・・。 外から帰ってきて、最初に手を洗うために右手でポンプを押し、手洗いをします。次に「嗽」をするためにコップを持って嗽液を入れるためにポンプしようとして、間違って石鹸液をコップに入れてしまいました! おっといけねぇと思い、石鹸液を水道水で流してしまえば何の問題にもなりません・・・。笑い話で済んでしまいます。 しかし、判っていても時々やらかしてしまいます(笑)。
画像出典:大野一郎
それで、嗽液の場所を変えてみました:
画像出典:大野一郎
この結果、ポンプの押し間違いは100%なくなりました。
アクセルは踏んで操作、ブレーキも踏んで操作。石鹸液のポンプは押して操作、嗽液のポンプも押して操作。全く同じですよね。
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さて、左足ブレーキシステム。 これは、ブレーキの設置場所を変更し、右足ではなく左足で操作するようにしたものです:
画像出典:大野一郎
これは「ペダル踏み間違い防止」には完ぺきに効きます!
また、走行中、左足は常時ペダル上に乗せて置くことができるので、所謂「踏み換え時間」が無く、素早くブレーキ操作を行うことができます。
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