MT(マニュアルト・ランズミッション 手動変速)車の運転は、まさに全身(両手・両脚)を使います。これにひきかえてAT(オートマチック・トランスミッション 自動変速)車の運転は、左足を使いません。走行中は空いています。資源の無駄ではありませんか?
左足ブレーキは、通常ペダル車に必要なアクセル・ブレーキ操作のための「踏み換え」を必要としません。それでどんないいことがあるかといえば:
➀ 踏み換えで発生する「踏み間違い」を防止する
➁ 踏み換えがないのですぐブレーキを踏める
➂ アクセルとブレーキを同時に操作できる(常時ヒール&トゥ)
といいことずくめです。 でもみなさんが口を揃えていうことは:
「慣れるのに時間がかかるのではないか」ということです。でも百聞は一見に如かずです。すぐに慣れます。多分最初の1回乃至は3回までは「カックンブレーキ」になるかも。
わたしも普段左足ブレーキに慣れていて、操作になんの違和感もありませんが、信号待ちなどで試しに右足で左足ブレーキを踏んでみると、逆に「重い」と感じたりします。不思議なもんです。吊り下げ式右足ブレーキの操作感と比較すると、操作ストロークが大きいような(深いような)気がします。
画像出典:大野一郎
youtube動画ですが、通常型AT車で30年も左足ブレーキを操作しているというものを見つけました。岸田さんという方の動画です:
動画出典:youtube 岸田チャンネル
でも岸田さん、本来右足で操作するように設計されているブレーキペダルを左足で踏むと、どうしても体の中心が「右」を向きますよね。これね、
➀ シートベルトが正しい向きに装着できないとか、車体に衝撃があったとき首が斜めに衝撃を受けるとか(首は斜めの動きに対処できない➡重傷のむち打ち症に)、
➁ 車種によってはエアバッグから頭部がズレてしまうということが
あり得ます。また岸田さんの運転を見ているとブレーキに常時足を乗せているのですか? 吊り下げ式のブレーキペダルでは、踵を床につけておられるのでしょうが、運転姿勢がきつくないですか?
画像出典:大野一郎
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