『自動ブレーキ』は後付できません

18 6月 2017

テレビを見ていると『自動ブレーキ』のコマーシャルのオンパレードです。中には『ペダル踏み間違い事故』の防止になるといっているメーカーもあります。しかし、自動ブレーキが『踏み間違い』には大きな前提条件があります。大抵時速6キロ以下か停止していることというものです。

簡単に何故自動ブレーキが『ペダル踏み間違い』に効力がないかご説明します:

(1) 自動ブレーキは機械ですから、誤作動すなわち間違いがあります。そのとき     人間(運転者)が運転を取って代わります。自動ブレーキ作動の大きな前提条件です。人間が運転を取って代わったら自動ブレーキシステムは解除になります。

(2) さて、運転者が仮に『踏み間違い』をすると、クルマは運転者が運転を取って代わったと判断するため『自動ブレーキシステム』は解除になります。

こうして『踏み間違い』をすると足の生理的反射運動によって例外なくアクセルを床まで踏みこみ、クルマは暴走状態になってしまいます。

そして自動ブレーキは後付できません。つまり新車の状態でなければ『自動ブレーキ』の装備されたクルマには乗れません。

メーカーは今まで生産した何百万台の自動ブレーキが装備されていない車両に対して『踏み間違い事故』に何らの対策もとらなくて良いのでしょうか?

後付できる『ペダル踏み間違い防止装置(ペダル踏み換え忘れ防止装置)』がたくさんあるのです。例えばわたしの開発した左足ブレーキシステム、手動スロットルシステム(手でアクセル操作)等があります。

 

画像出典:Wikipedia 大野一郎

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