オルガン式ペダルと吊り下げ式ペダルとの違いはペダルを固定する支点にあります。
画像出典:Wikipedia 左:吊り下げ式アクセルペダル(支点上) 右:オルガン式アクセルペダル(支点床) ペダルを固定する支点の違い
オルガン式アクセルペダル(マツダ自動車)
オルガン式アクセルペダルでは、かかとをフロアにつけてペダルを踏み込んだとき、踏み込む足とペダルが同じ軌跡を描くため、かかとがずれにくく、アクセルペダルがコントロールしやすくなります。
またシートに座って自然に(大野註:右)足を前に出した位置にアクセルペダルを配置することで、運転時の疲労を軽減し、とっさのときの踏み間違いも起きにくくなります。
画像出典:マツダ自動車
上記マツダの宣伝文句から:
またシートに座って自然に(大野註:右)足を前に出した位置にアクセルペダルを配置することで、運転時の疲労を軽減し、とっさのときの『踏み間違い』(鍵カッコ 大野註)も起きにくくなります。
この文章からマツダでは踏み間違いは咄嗟のときに起きると考えているのが判ります。運転時の疲労を軽減すれば、咄嗟の踏み間違いが起きにくくなりますか?論理的な文章ではありませんね。再三申し上げていますが、『踏み間違い事故』は、咄嗟のときにはむしろ発生しにくく、大多数はむしろ緊急ではない何でもない状況で発生しています。
オルガン式ブレーキペダル
2017年現在、オルガン式ブレーキペダルを採用している乗用車はありません(あったらすいません)。ほぼ100%トラック・バスに採用されています。理由は、エアブレーキです。空気を圧縮してブレーキの踏力を増大させる装置であり、そのためエアブレーキのペダルの踏み方は、普通のブレーキとは少し違って、踏力で効きの調整をするのではなく車体の減速状況で踏力も調整をするようです。踏み方はあくまで『風船』を踏むように操作するそうです。
ともあれ、OT式左足ブレーキでオルガン式ブレーキペダルを採用する理由は、次の通りです。
1.運転中は常時左足をブレーキに乗せて置くため
2.下図による
吊り下げ式はオルガン式ペダルに比較して踏力の調整が難しいため。
画像出典:Wikipedia マツダ株式会社
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