見ていられないです。90歳の老人に対しての世間のバッシングが酷すぎると思います。
池袋事故裁判 後続ドライバーが語る事故の衝撃(2020年12月4日)
動画出典:youtube
この動画に対する代表的なコメントから(youtube):
O.I (12/07/20)
31歳の母親と3歳の娘を殺していながらなんだということだと思います。しかし非難する相手が違います。
なぜなら、みなさんはあまりにも「ペダル踏み間違い事故」について知らなすぎます!
ペダル踏み間違い事故が持つ特徴について、何度も申し上げておりますし、これからももっと主張したいと思っています:
ことは先ず、ブレーキと思ってアクセルを踏むところから始まります。しかも、アクセルをブレーキと思って踏んでいるので強めになります。
そして、クルマは停止するはずが、(突然)加速します。
運転者は操作したのがブレーキと思っているので、ほぼ例外なくもう一度強くアクセルを踏みこみます。
そして、クルマはさらに激しく加速します。
ここから運転者には激しい恐怖が発生し、脳前頭前野皮質部分に機能不全が発生します。
ただし、足はブレーキであるはずのペダルを踏んだままです。何故か解りませんが、踏んだまま固まってしまいます。 何故踏んだまま固まってしまうのか心理学者に聞いてみたいです。
前頭前野皮質に発生した機能不全は、瞬く間に脳全体の機能不全に広がります。
脳の機能不全状態は、当然、暴走状態を停止することができなくなります。
つまり、クルマが暴走状態に陥ったら:
➀エンジンを切る
➁ギアをニュートラルにする
➂ギアをパーキングポジション(P)に入れる
④パーキングブレーキをかける
(⑤)アクセルを緩める
(⑥)ブレーキに踏み換える
等が考えられます。しかし、あくまで頭の状態が普通の時だけです。
ペダル踏み間違いの暴走においては、アクセルを踏み続けるだけで、脳が機能不全に陥っているため、実質上ステアリングを操作することすらできません。
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さて、東池袋で発生した踏み間違い事故を振り返ってみれば、まったく典型的な踏み間違い事故だということができます。
事故を後方から目撃した人の裁判証言から:
▽バイクを運転していた男性A : バイクを運転していた男性は、前述の集配車の男性の後方を走行していた。現場近くを走行中、飯塚被告の車に左側から追い抜かれ、前方に車線変更してきたという。 様子について問われると「違反して逃げているのではないかと思った」と印象を説明。自身が時速50キロ前後で走行していたと触れ、「けっこうなスピードで割り込んできた」と述べた。 飯塚被告の車が、前方の集配車をよけるため左側に車線変更した後、道路の縁石とタイヤが当たった音が聞こえたという。 その時のスピードについて問われると「縁石に当たっても速度が落ちず、アクセルを踏んでいると思った」と証言。そのまま、赤信号の交差点に進入したという。ブレーキランプの点灯については「なかった」と述べた。
男性は続いて、事故現場となった2つ目の交差点の様子についても証言。 飯塚被告の車は進行を続け、交差点内で「左側から進行してきたゴミ収集車にぶつかり、見えなくなった」と説明。男性は一つ目の交差点で停止しており、100メートルほど離れた距離からでも、事故の様子は目視で確認できたという。
下線部:ハンドル操作ができないので、割り込んできたというのは、偶然そうなっただけです。
つまり、ブレーキとアクセルを間違って(過失)踏むとこうなるわけです。
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これは明らかに運転者の責任ですが、脳が機能不全に陥って正常な判断ができなくなるのは生理的現象であって、運転者だけの責任とは言えないのではないでしょうか?
そうです。ペダル設計の欠陥が強く疑われます。
飯塚被告は、故意でアクセルを踏み続けたわけではありません。
メーカーはそれを重々承知と思いますが、いっかな改めようとはしません・・・。
みなさん、誰が人や他車に次々と衝突しながら100km/hで交差点に突っ込みますか??
悪いのは飯塚被告だけではなく、メーカーです! 正しいことを伝えないメディアにも大きな問題があります。
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